「第11回早稲田狂言の夕べ」公演につきまして、開催の延期をお知らせしておりましたが、その後新型コロナウイルス感染症の拡大が深刻化し、ご来場者および関係するすべての皆様の健康と安全を考慮しました結果、誠に残念ながら本年は開催を中止させていただくことになりました。
「狂言の夕べ」を楽しみにしておられた皆様には、深くお詫び申し上げます。何卒ご理解とご了承を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
第11回 早稲田 狂言の夕べ
「早稲田狂言の夕べ」は、校友で人間国宝の野村万作氏、ご子息で推薦校友の野村萬斎氏をはじめとする豪華出演者による狂言公演です。2010年4月より本学学生・教職員・招待校友を対象として開催し、毎年大好評をいただいております。早稲田大学でしか観られない一味違った舞台を、重要文化財・大隈記念講堂にてお楽しみください。
※本学学生・教職員/招待校友限定の特別企画です。
プログラム
【演目・演者】
狂言「魚説法(うおせっぽう)」 | 飯田豪ほか |
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狂言「靱猿(うつぼざる)」 | 野村万作、野村萬斎ほか |
【詳細】
タイトル | 第11回 早稲田狂言の夕べ |
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日時 | 2020年4月21日(火) 17時30分開演 (開場17時 、終演予定19時) |
会場 | 早稲田大学大隈記念講堂 |
費用 | 無料(全席指定 要申込) |
対象 | 本学学生、教職員、招待校友 *未就学児入場不可 |
予約方法 | 対象:本学学生、教職員(関係職員含む) MyWaseda申請フォームより受付。応募者多数の場合は抽選。 (1)1次募集 2月25日(火)9時~2月28日(金)17時 3月4日(水)抽選結果通知(Wasedaメール) (2)2次募集 4月1日(水)9時~ 4月3日(金)17時 4月 8日(水)抽選結果通知(Wasedaメール) ※2次募集は2020年4月入学の新入生優先です ・チケットは当選者ご本人のみ有効です(同伴不可)。 ・1階は招待席のため、公募席は原則として2階となります。お席は当日割り振らせていただきます。 ・本学の在籍が3月で終了する方は、1次募集のみお申し込みいただけます。なお、校友(卒業生)の方は申込方法が異なります。「早稲田学報」2020年4月号掲載の案内をご覧ください。 |
お問い合わせ先 | メール:[email protected] 早稲田大学文化推進部文化企画課 TEL:03-5272-4783(月〜金 9時-17時) |
スタッフ | 舞台監督:小坂部 恵次 照明:(株)斉藤舞台照明 斉藤正雄 舞台:金井大道具株式会社 古賀 学 制作協力:万作の会 制作:早稲田大学文化推進部文化企画課 |
あらすじとみどころ
狂言 魚説法(うおせっぽう)
堂を建立した施主が、堂供養を頼もうと寺を訪ねる。しかし住持が留守のため、留守番の新発意(しんぼち・出家して間もない修行中の僧)が説法を頼まれる。お布施欲しさに引き受けた新発意だが、実は一度も説法をしたことがない。子供の頃浜辺に住んでいた新発意は、知っている魚の名前を連ねてごまかすことにする。いよいよ説法が始まるが…。
みごとに魚の名が織り込まれた説法が聞きどころです。洒落の効いた言葉遊びが楽しい狂言です。
狂言 靱猿(うつぼざる)
大名が太郎冠者を伴い狩りに出かける道中、毛並みのよい子猿を連れた猿曳に会う。かねて靱(矢を携帯するための道具)に猿皮を張りたいと思っていた大名は、その猿の毛皮を譲れと迫る。理不尽な要求に一度は拒んだ猿曳だが、弓矢での威嚇に抗えず、ついに了承する。猿曳は泣く泣く猿に因果を含め、一打ちに殺そうとするのだが…
緊迫から愁嘆、そして和楽へと劇的な構成を持つ名作です。「猿に始まり狐に終わる」という言葉がありますが、野村家では3~4歳の時にこの『靱猿』の子猿役で初舞台を踏む習慣があります。猿曳が謡う猿唄は、中世から近世初期の小歌(流行歌)のメドレーです。