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11月14日は、いい石の日!?

11月14日は、いい石の日!?

突然ですが、早稲田大学内に点在する石の美術品のうち、早稲田キャンパスの會津八一記念博物館(2号館)脇、通用門警備室裏手から南門へ通じる小道付近に設置されている石像をご紹介します(小道は一番左の写真の左側にあります)。

石人 Stone Images of Persons

石人は陵墓を護るために置かれたものです。會津八一が面影橋近くの骨董屋で買い求めたもので、当初は東洋美術陳列室のあった第一学生会館入口に置かれていましたが、学園紛争の影響で同室が閉鎖になった折に旧図書館(2号館)近くに移設されて現在に至っています。小道の左右に合計4体が置かれています。

法首(Poksu)  Korean Milestones “Pokusu”

村やお寺の里程標。朝鮮中期(16世紀)作。早稲田大学創立 125 周年を記念して、2007 年に千信一(Chun, Shin-il)高麗大学校校友会会長(世中古石像博物館の設立者)から寄贈されました。

濟州童子 Korean Stone Boys at Cheju Island

濟州島の墓に建てられていた男の子を象った石像。朝鮮後期(19世紀初〜中期)作です。童子石は祖先の墓の前に立てられ、墓を見守る石像のことをいいます。こちらも千信一(Chun,Shin-il)氏から寄贈されました。

石羊 Korean Stone Sheeps

石羊は、李氏朝鮮時代に王陵、墳墓の守護として置かれたもので、文人石、武人石、望柱石、石馬、石虎などと共に、円形の墓を守るように外向きに置かれているものです。この石羊は英国人のキリスト教および仏教研究家で早稲田大学の名誉講師として教壇(比較宗教学)にも立ったエリザベス・アンナ・ゴルドン夫人(Elizabeth Anna Gordon)が、「ゴルドン文庫」(和漢書扱 519 点、洋書 1,279 部 1,485 冊)として早稲田大学図書館に寄贈した 2,000 点を超える資料の中の1つです。寄贈にあたっては、国籍を問わず朝鮮・清国・インドなどの留学生を受け入れていた早稲田大学に強く共感するものがあったといいます。当初は大隈会館に置かれていましたが、1925年に図書館(現、會津八一記念博物館)が2号館として新築された時に、教職員入口であった現在の場所に移設されました。(現在は高田早苗記念研究図書館(通称:高田図書館)の入口になっています。)

 

早稲田大学では「キャンパスのミュージアム化」を推進しています。キャンパス各所に設置された貴重な品々を是非、お楽しみください。

「キャンパスがミュージアム」シリーズ

学内の美術品は大学発行の冊子「キャンパスがミュージアム」シリーズでもご覧いただけます(大隈庭園脇の早稲田大学オフィシャルグッズショップ「Uni.Shop125」で販売)。

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