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ナカノとワセダを繋ぐ早大生(国際学生寮生・交響楽団所属)インタビュー

中野区と本学では、これまでまちづくりや産業振興の面で連携・協力を図ってきました。2014年3月には早稲田大学国際学生寮「Waseda International Student House」(通称:WISH)が中野駅近くにオープン。寮生には、中野区を活性化し、中野区と本学を密接に繋ぐ懸け橋となることも期待しています。

また、11月18日(日)には中野区と本学の文化交流事業「Maple Concert」を開催。9年連続9回目のこのコンサートには、今年も本学公認オーケストラサークル「早稲田大学交響楽団」(通称:ワセオケ)が出演します。このコンサートに多くのお客様にご来場いただき、相互理解や交流が進む契機となることも願っています。

今回は、寮生でありワセオケ所属の金森彩花さん(国際教養学部2年、1st ヴァイオリン)とジュリアンさん(政治経済学部2年、チェロ)から、WISHでの生活や中野駅のオススメスポット、Maple Concertへの想いなどについてお話を伺いました。

お2人は入寮してから1年とのことですが、WISHでの生活はいかがでしょうか?

金森:入学式の1か月前に入寮して寮生と交流を深めることができたので、入学時には知り合いがたくさんできていて、全然心細くはありませんでした。

ジュリアン:WISHは大学から近いので本当に便利です。東西線に乗って、乗り換え無しで、たったの9分で早稲田駅に着きます。最近は気温差があるので弦が緩みやすいんですが、先日、弦が切れてしまった時にもWISHへ帰り、すぐに予備の弦を持って戻ることができました。

また、施設もとても充実していて大変満足しています。キッチン、大浴場、ジムまであります。私はキッチンをよく使います。自分でご飯を作れば健康にも良いし、節約にもなります。友達とご飯を作って一緒に食べればリラックスもできます。

金森:音楽室もあるので練習もでき、とても助かっています。

また、WISHでは学生主催のイベントもたくさん行われ、寮生との交流も盛んです。つい最近はハロウィンパーティーで盛り上がりました。

ジュリアン:WISHのSTAFFさんは学生主催のイベント開催にとても協力的です。私は「台湾ナイトマーケット」を行いたい!と提案したら、快く承諾してくださり、実現することができました。

早稲田大学に入学しようと思ったきっかけを教えてください。

ジュリアン:私は台湾出身ですが、高校入学時から、台湾を離れて留学したいと思っていました。日本は地理的にも文化的にも台湾に近く、小さい頃からよく家族と一緒に東京へ旅行していて、親近感がありました。高校には、早稲田大学のSTAFFと台湾から早稲田大学に留学している先輩が、毎年、大学説明に来てくれました。私はその説明会に参加し、早稲田大学に興味を持ちました。早稲田大学ならたくさん留学生がいるので、もし日本や他の国からの学生たちと友達になれば色々な考え方に触れることができると思いました。

金森:私は小さい頃から海外を転々としてきました。アメリカで生まれ、タイに1年、ウィーンに1年、埼玉に2年、タンザニアに3年、スリランカに3年、セネガルに3年、アメリカに1年、フィリピンに2年という具合です。時々、愛知の実家に帰省していました。出身は?と聞かれ、説明するのがいつも大変です。大学ではそろそろ日本で学んでみたいと思い、帰国生入試の制度がある大学を高校生の時の夏休みに色々見学したのですが、早稲田大学の開放感が気に入り、受験してみようと思いました。

入学後、ワセオケにすぐに入ったのですか?

金森:私は3歳から ヴァイオリンを続けていて、早稲田でも続けたいと思っていました。早稲田のオーケストラ=ワセオケで有名でしたので、即決しました。

ジュリアン:私は小学校から中学校までの7年間、弦楽団に入っていましたが、高校で一度やめました。一緒にWISHに入寮した金森さんがワセオケに入ってとても楽しそうな姿を見て、私もチェロを再開し、オーケストラに入ろうと考えました。日本語を半年間勉強し、ワセオケに入りました。

ワセオケの魅力を教えてください。

金森:レベルが高いのはもちろん、初心者も上達できるよう、先輩から後輩にきちんと指導が為されます。1年生で初心者だった先輩が立派にオーボエのソロを演奏している姿をこの目で見ました。また、サントリーホールなど、一流のホールで演奏できるのも魅力です。

ジュリアン:一番素晴らしいのは、ワセオケでたくさん有名な曲を演奏できることです。例えば、今回も演奏する曲、「魔法使いの弟子」。私はディズニーの映画「ファンタジア」でこの曲を知リました。映画を見てドラマチックな音楽に魅了されましたので、私はずっとこの曲を演奏したいと思っていました。ワセオケでこの曲を演奏すると聞いた時はとても嬉しかったです。素敵な曲を演奏し、綺麗な音楽に浸れるのは幸せです。また、ワセオケのみんなは本当に優しいです。私はまだ日本語が流暢ではありませんが、いつも音楽表現に関する言葉だけはなく、日常生活で使用する言葉も教えてくれます。ワセオケに外国人は少ないですが、溶け込みにくい事は決してありません。

中野駅のオススメスポットを教えてください。

ジュリアン:WISHの近くの「中野四季の森公園」が好きです。週末にはたくさんの人が集まってピクニックをしています。子供たちも元気に遊んでおり、公園をとおるたびに幸せな雰囲気を感じます。時々、フリーマーケットやお祭りも開催されます。つい最近は、餃子フェスもやっていました。

また、中野ブロードウェイにある「ボンジュール・ボン」というパン屋もオススメです。そのお店のメープルメロンパンはとてもおいしいです!

金森:私も四季の森公園が大好きです。食事処のオススメはレンガ坂にある「手しおごはん 玄」です。「おふくろの味」が楽しめますよ。

最後に、中野区と早稲田大学の文化交流事業「Maple Concert」に出演する意気込みを教えてください。

ジュリアン:親友のみんなにも来てほしいですが、中野区民の皆さんに、是非、聞いてもらいたいです。早稲田大学にはこんな素晴らしい交響楽団があるんだ、ということを知ってもらうとともに、早稲田大学と中野区の距離をより一層縮めるきっかけになるコンサートにしたいです。

ちなみに、私は中野駅の雰囲気が大好きなので、寮を出ても、中野駅の近くに住みたいと思っています!

金森:ワークショップを開催した中野区の小学生にも是非、聞いてもらいたいです。

昨年も出演しましたが、今年も「なかのZERO」で演奏させていただけることをとても光栄に思っています。来年は留学する予定で出演できないかもしれないので、更に気合が入っています。

また、ワセオケが今回の曲を弾くのは今年度最後の機会となります。特に最後の曲、「春の祭典」は、20世紀の近代音楽の傑作に挙げられる作品の一つで、クラッシックの固定概念を覆す音型や調整を用いた楽曲です。1978年に行われたカラヤンコンクールでワセオケが優勝した曲でもあり、ワセオケにとって、とても重要な曲となっています。ぜひ、注目してください。

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