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第一回 早稲田大学坪内逍遙大賞選考委員会

award_img01_2【委員長】
高井有一 (小説家)

【副委員長】
石原千秋 (早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
大川繁樹 (株式会社文藝春秋 第一出版局第一文藝部部長・前文學界編集長)

【選考委員】
小田島恒志 (早稲田大学文学学術院教授)
高山宏 (首都大学東京都市教養学部教授)
沼野充義 (東京大学文学部教授)
松田哲夫 (株式会社筑摩書房 顧問)

実施スケジュール

受賞者

【大賞】:村上 春樹(むらかみ・はるき)

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部(演劇専修)卒業。1979年『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞し、デビュー。 1982年『羊をめぐる冒険』で野間文芸新人賞、1985年『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』で谷崎潤一郎賞を受賞。 1996年『ねじまき鳥クロニクル』で読売文学賞受賞。 2006年、フランク・オコナー国際短編賞、フランツ・カフカ賞を受賞。ノンフィクションに『アンダーグラウンド』(1997)、『約束された場所で-underground2』(1998)があるほか、アーヴィング、カーヴァー、フィッツジェラルド等のアメリカ文学の翻訳多数。

【村上春樹氏授賞理由】

現代小説の可能性を多くの長・短篇で切り開き、「アンダーグラウンド」などノンフィクション作品でも圧倒的な存在感を示した。また、レイモンド・カーヴァー全集、ティム・オブライエン、J・D・サリンジャー、レイモンド・チャンドラー、 F・スコット・フィッツジェラルドなどをはじめとする優れた翻訳によって、新しい日本語を構築した。

award_img01【奨励賞】:川上 未映子(かわかみ・みえこ)

1976年大阪府生まれ。2002年、ビクターエンタテインメントより未映子の名前で歌手デビュー。雑誌「ユリイカ」に詩を発表しながら、2006年随筆集『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』を上梓、さらに小説「感じる専門家 採用試験」を発表。2007年『わたくし率 イン 歯ー、または世界』が芥川賞候補となる。 CDアルバムに『夢見る機械』(2004)、『頭の中と世界の結婚』(2005)がある。

【川上未映子氏授賞理由】

「わたくし率 イン 歯ー、または世界」で示された稀有な筆力と思考力は、読むものに強いインパクトとショックを与え、まったく新しい日本語表現を見事に切り開いている。また、エッセイ集「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」も小説と比肩する、疾走する潔癖さとでも言える豊富な内容を持っており、身体性と観念性をたくみに行き来するこの作家の魅力を裏打ちする。

授賞者記者発表

9月27日午後3時より行われた授賞者記者発表後、奨励賞受賞者川上未映子氏が来訪され、受賞に対する感想や著書について語られました。

第一回早稲田大学坪内逍遙大賞授賞式・祝賀会(2007年11月19日)

第一回早稲田大学坪内逍遙大賞授賞式および祝賀会が、 2007年11月19日(月)リーガロイヤルホテル東京にて行われました。授賞式は出版関係者、報道陣など200人以上が出席し、選考委員の沼野充義氏の祝辞に続いて、白井総長から受賞者の二人に表彰状、メダル、賞金が授与されました。 (広報課プレスリリース)


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