担当業務の紹介
2007年10月の入職後、ボランティアセンター(通称WAVOC[WasedaUniversityVolunteerCenter])に配属され、以降、総務、人事、教務、広報などの業務を担当しています。WAVOCの最大の特長は、正課(単位あり)と課外(単位なし)の両方で学生が様々な社会問題が起こっている国内外の現場でボランティア活動を行うことです。現在21あるWAVOC提供の全学共通科目の事務を担当していますが、実習科目では担当教員と連携し、実習の準備をし、実際に引率することもあります。実習先は途上国が中心となり、学生の健康・安全管理には細心の注意が必要で、これらに関する知識、経験を今後積んで行きたいと思っています。課外では、学生中心のボランティアプロジェクトを10超担当しています。ここでは、学生たちのボランティア活動・企画に関する相談に乗り、時には叱咤も含めた指導を行い、時には一緒に現場で汗を流します。併せて、活動期間中のリスク管理、国内外の協力者の方などとの関係構築・調整なども行っています。この他、「大学教育における海外体験学習研究会」といった大学の枠を超えた研究会で、WAVOCの事例を発表したり、他大学の事例を研究したりして、WAVOCの事業充実を図ると共に、認知度アップに資することも私の業務の一部となっています。現在の私の大きなミッションとしては、WAVOC提供の科目をより多くの学生に履修してもらうための「選択必修化」であったり、WAVOC認知度アップのためのシンポジウム等の企画があります。これらを通じて、より多くの学生にボランティア体験を通じた学習機会を提供すると共に、学外にセンターの価値を広めていきたいと考えています。
早稲田大学職員を目指す皆さんへ
WAVOCでは、毎日多くの学生と言葉を交わしますし、実習に行けば長期間、学生と時間を共有します。このように日常業務の中で、かなり密に学生と関わり、みんなの思い、悩みを聞くこともありますし、そういった学生の成長を感じることもできる職場、それがWAVOCです。その中で、私は「大学職員の仕事は学生を育てることでもある」と実感しています。
また、“教職協働”もWAVOCの事業充実に必要不可欠な要素です。科目やボランティアプロジェクトの運営についてはもちろん、シンポジウムの構成やWAVOCの将来計画に至るまで、頻繁に教員と議論したり、相談したりします。このように、教職員が一丸となって、WAVOCの事業充実や学生の育成にコミットしています。
もちろん本学には学生とは直接は接しない箇所も多くあります。ただ、どの箇所にあっても、またその立場が職員であれ、教員であれ「社会に貢献できる学生を早稲田で育てる!」という思いは共通です。そういう思いを持ち、これから早大職員を目指す皆さんと一緒に働くことを楽しみにしています。