担当業務の紹介
私の所属する遠隔教育センターでは、マルチメディアやネットワークを活用した新たな教育スタイルの確立を目指し、学生・教員の多様なニーズにこたえられる遠隔教育プログラムの運営支援・普及活動を行っています。
具体的には、インターネット上で配信される動画コンテンツと電子掲示板(BBS)などを活用して講義を進めるオンデマンド授業や、TV会議システム等を用いて海外提携大学と交流を行うCCDL授業の運営支援を中心に行っています。
また、それらの手法を授業以外にも活用し、学内における多種多様なプロジェクトを支援しています。
例えば、入試広報サイトである「大学体験webサイト」では、学部学科紹介や模擬講義のオンデマンド配信、早大生のキャンパスライフを動画で紹介する「カレイドスコープ」、早大の最新情報を音声で届ける「早大ポッドキャスト」など、コンテンツの企画開発には遠隔教育センターが深くかかわっています。
一方、インターネット上で講義の教材を無償公開するOCWサイトの運営も行っています。この他にも、教育の産学連携を推進するDCC(DigitalCampusConsortium)の運営など、学内外の遠隔教育に関する業務を幅広く担当しています。
早稲田大学職員を目指す皆さんへ
私は中途採用で入職しました。入職して感じたことは、「大学職員」と一口にいっても実に様々な仕事があるということです。今担当している仕事もそうですが、こんなに多岐に渡り活動をしているとは思いませんでした。
また、「事務仕事」を最初はイメージしましたが、それらが持つような「言われたことだけ」「今まで通り」といった業務は、少なくとも早稲田大学においては専任職員が受け持つ仕事ではなくなりつつあります。
私の担当する業務は、遠隔教育に関わるためIT技術と深く関わりますが、私自身はまったくの異業種出身です。新卒で百貨店に就職し、販売から商品計画、クレーム処理にマーケティングと、様々な仕事を8年半経験してきました。
当初、担当する業務の知識がないことが不安でしたが、業務の知識は周囲に聞きながら勉強し、専門外でもなんとかなると思います。それよりも、色々な仕事についてきたことで、多様な分野の知識を持ち、色々な方の立場が分かる人間として、様々な角度から物事を見て本質を掴んでいくことが大切だと思っています。
新しい分野に切り込んでいく姿勢が早稲田大学はとても強いと思います。これからもその姿勢に応える人材が必要です。皆さんの経験や能力を、ぜひ早稲田大学で活かして欲しいと思います。