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2022年9月卒業式を挙行しました
2022年9月17日(土)、戸山キャンパスの早稲田アリーナにて、2022年度学部卒業式・芸術学校卒業式・大学院学位授与式を執り行いました。
Tue 20 Sep 22
2022年9月17日(土)、戸山キャンパスの早稲田アリーナにて、2022年度学部卒業式・芸術学校卒業式・大学院学位授与式を執り行いました。
Tue 20 Sep 22
学部卒業生(649名)、芸術学校卒業生(2名)、大学院修士課程修了者・専門職学位課程修了者(544名)、博士学位取得者(72名)が、早稲田の杜を巣立ち、新たな門出を迎えました。
昨年度と同様、新型コロナウイルスの感染症拡大防止策をとったうえで、本式典の出席者は卒業生本人のみに限定し実施いたしました。また、来場いただくことができなかった方のためには、式典の模様をインターネットでライブ配信いたしました。※式典当日のアーカイブ映像に関しては、本ページの末尾をご覧ください。


総長式辞
卒業生の皆さん、ご家族・ご親族の皆様、ご卒業おめでとうございます。卒業される皆さんはもちろん、これまで卒業生を支えてこられたご家族・ご親族の皆様も、たいへんお喜びのことと存じます。本日は、早稲田大学を代表して、私からお祝いの言葉を申し述べたいと思います。

今年の9月に卒業される皆さんは、特別な思いを持って、卒業されることと思います。過去2年半の間、新型コロナウイルス感染症の拡大というパンデミックに、世界中・日本中が振り回されました。早稲田大学も例外ではなく、4年生、修士2年生、博士課程の修了生は、2020年はキャンパスに通うこともままならず辛い思いで過ごされたことと思います。2020年春学期はすべての授業をオンラインで行い、2020年秋学期も多くの授業がオンラインでした。当時は感染拡大を確実に防ぐためには、仕方がなかったとはいえ、私たちも苦しんだ末の辛い選択でした。皆様には申し訳なかったと思います。
昨年の春からは徐々に対面授業を増やし、キャンパスにも活気が出てきました。最後の1年間はある程度は学生生活を楽しめたのではないでしょうか。
皆さんのなかには、最も充実すべき学生生活の後半が失われた、という感覚をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。しかし、コロナ・パンデミックの経験をネガティブなものとしてだけ捉えずに、この辛かった経験が、将来役に立つときがある、と信じて進んでいただきたいと思います。それは、世界中・日本中の多くの方々は、学生時代には、コロナ・パンデミックを経験していないからです。皆さんは、若い学生時代に辛いことを経験しているのですから、他の世代より一層強く逞しくなっていると思います。
これから早稲田を巣立って行く皆さんに、私から特にお伝えしたい言葉があります。「皆さんはこれからの人生で、やり甲斐がある、興味深いと思うことを是非ともやってください」。現時点で流行しているとか、数年後にはこれが流行(はや)るだろうとかの理由で決めるのではなく、ご自分で「やり甲斐がある」と思うことに打ち込んでください。いくら流行に乗っていても、ご自分に興味のないことや、やりたくないことでしたら、皆さんの力は、90%か80%しか発揮されません。流行に乗っていなくても、やり甲斐を感じる、関心の高いことなら120%くらいの力を発揮できます。どの分野であろうと、120%の力で仕事する者は、80%で仕事する者に優ります。
この言葉は、毎年卒業式の日に、私のゼミを卒業する学生に言ってきたものです。今、同じ言葉をすべての早稲田の卒業生に贈りたいと思います。
皆さんは、是非とも早稲田で学んだことに自信を持ち、人生を切り開いていってください。卒業後も、時々は母校に帰ってきてください。その時には、今よりも輝いている早稲田で、今よりも輝いている皆さんとお会いしましょう。
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早稲田大学校友会代表幹事 挨拶
早稲田大学校友会代表幹事 萬代 晃 様

本日ご卒業の皆さんにとっても、この約2年半は勉学をはじめとする学生生活を継続する上で、沢山の苦労があったと思います。だからこそ尚更、卒業生の皆さんを心からお祝いするとともに、校友会の代表として是非メッセージをお届けしたいという熱い気持ちで、今は胸が一杯でございます。
現在の校友数は約67万人。日本全国の地域、年次、職域、海外など約1,400の稲門会が組織され、活発に活動しております。早稲田の誇りはこの67万人の校友のパワーです。企業人・経営者はもちろんのこと、総理大臣から地域の世話役、政治家、官僚、法曹、芸術家、医者、ジャーナリスト等々、日本はもとより世界中のありとあらゆる分野で校友が活躍しており、まさに多様性に満ちています。
卒業して早稲田の杜を離れても、「早稲田」という絆は皆同じDNAで繋がっています。早稲田の杜を巣立ち、世界中で活躍する67万人の校友の思いはひとつであります。日本全国津々浦々は勿論のこと、世界中あらゆる国や地域において、校友会は皆さんを温かくお迎えします。また、同時に皆さんが実社会で活躍される中で、人材の宝庫・早稲田大学校友会という組織を存分に活用されることも大歓迎であります。
皆さんの傍らにはいつも母校である早稲田と校友の仲間がいて、勇気づけてくれることを忘れないで下さい。校友会のキャッチフレーズは「ともに世界へ ともに未来へ」です。卒業生の皆さん、世界へ!未来へ!是非力強く羽ばたいてください。あらためて、ご卒業おめでとうございます。
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卒業式アルバム


Waseda Live
2022年9月17日(土)11:00~
対象:全学部・研究科