経済産業省が進める「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの標準化に係る調査・実証事業」に早稲田大学(田辺新一 [代表:創造理工学部建築学科教授])の提案事業プロジェクト「Nobi-Nobi House 〜 重ね着するすまい」が採択されました。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(以下「ZEH」)は、高断熱性能、高性能設備機器と制御機構等との組み合わせによるゼロエネシステムの導入により、年間の1次エネルギー消費量がネットで概ねゼロとなる新築及び既築の住宅のことです。
東日本大震災以降、エネルギーセキュリティに関心が高まり、住宅についてもエネルギーを地産地消するZEHが注目されています。
本事業は、ZEHを国内に普及させるにあたり、技術的な課題の検証に加え、快適さの追求や、エネルギーマネジメントによりエネルギー供給元の偏りを減らし、気候・風土に合わせた暮らしや震災の経験等をふまえ、ZEHに付加できる機能を改めて明らかにし、更に質の高い暮らしを探求することを目的としています。
事業では、採択された5大学(慶応大学、芝浦工業大学、千葉大学、東京大学、早稲田大学)のコンソーシアムが、ENEX2014の会場に実際に住宅を建設して展示します。展示期間中は各種計測による性能の検証を行い、ENEX2014来場者による投票も行われる予定です。
問い合わせ先
長澤夏子 [理工学研究所次席研究員]〒169-8555東京都新宿区大久保3-4-1 55N701 Tel.03-5292-5083 [email protected]