震災復興に向け「里親」としてキャンパスで苗の育成 海の照葉樹林とコミュニティづくり支援プログラム

早稲田大学ボランティアセンター(WAVOC)では、気仙沼市震災復興計画に取り組みが明記されている「海の照葉樹林プロジェクト」※を、気仙沼の植生にもとづく種子や幼苗の採取、育成、植樹によって支援しています。5年間で1万5000本の苗木提供を目指し、早稲田キャンパスと本庄キャンパスで専用の土地を用意して、本学学生と附属校である本庄高等学院生が協働で苗の育成を行い、自然災害に強い森の形成を目指しています。

気仙沼市震災復興計画「海の照葉樹林プロジェクト」とは

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本庄キャンパスでの高校生と大学生によるポット苗づくり

「海と陸を高いコンクリートの壁で分断した防災ではなく、海との共存を前提とした減災対応として、照葉樹林を使った防潮林ベルトを建設する」ことを目指し、気仙沼市震災復興市民委員会から提言されたプロジェクト。本学ボランティアセンターが中心となって支援活動を進めています。大学生たちが現地で集めた種子をキャンパスで「里親」として育てることにより、苗木の生産が不足している東北地方の後方支援を行っています。

ご参考

気仙沼市震災復興市民委員会資料(p23-24が該当ページです)

ねらい

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育成中の苗の様子

育苗や植樹を経験するなかで震災の風化を防止し、同時に津波に強い防潮林づくりで「未来のいのち」を守ります。また、苗の育成を、プログラムに参加している、本学附属校(本庄高等学院)の高校生たちと大学生が協働しておこなっており、気仙沼、本庄、早稲田間での人的交流を拡大し、地域活性化への寄与も目指しています。

プロジェクトの実施方法

  1. 照葉樹を中心に気仙沼市から種子の採取を行います(椿、タブノキ、シロダモ等)。
  2. 早稲田キャンパスと本庄キャンパスの専用用地にて育成します。
  3. 現状では、植樹は気仙沼市前浜などの私有地を予定しています。その他の植樹地に関しては、現在、宮城県が予定しているコンクリートの防潮堤との調整により決定してゆく予定です。

今後の予定

  • 10月19日(土) 気仙沼市階上で他団体主催植樹祭に参加予定
  • 10月26日(土) 埼玉県本庄市の早稲田大学本庄高等学院文化祭(稲稜祭)にプログラム参加の本庄高等学院生が出店予定
  • 11月23日(土) 気仙沼市にてプログラム参加の本学学生・本庄高等学院生が種子・幼苗採取予定

リンク

WAVOC 東日本大震災復興支援プロジェクト

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WASEDA University

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