「グローバル社会の持続可能性について」をテーマに
2011年度グローバルオナーズカレッジの夏季集中プログラムが、8月6日から19日までシンガポール国立大学にて行われました。
本プログラムは、世界トップクラスの大学から参加した学生が「サスティナビリティ」をテーマとしたグループワークやディスカッション等を通じて、世界規模の課題に対する解決策を模索することを目的としており、講義やディスカッションは全て英語で行われます。
今年は、ハーバード大学、イェール大学、コロンビア大学、シンガポール国立大学、北京大学、ワシントン大学(シアトル)、高麗大学校そして早稲田大学の8大学から28名の学生が参加。学生は夏季集中プログラムの前に、オンライン遠隔学習で授業・ディスカッション・リサーチ・課題提出を行っています。今年は自分が課題を提出するだけでなく、他学生が提出したレポートへのコメントも課されたため、シンガポールの集合した時には、すでに学生同士、旧知の仲のような良い関係が築かれていました。
夏季集中プログラムでは、海洋生物学・海洋保護、米中台それぞれにおける人間と環境との相互作用、生物学・地球環境科学、国際貿易・理論経済の分野で世界の第一線で活躍する4名の教員の指導のもと、グループワークやディスカッションなどを通じて現代社会が抱える地球規模の課題について、問題のありかと解決の糸口を探りました。
8月19日に行われた最終プレゼンテーションは、3ケ月間にわたる学習の集大成。学生は、「生物物理学観点および社会経済学的観点の両面から、持続可能性と食料に関係するトピックについて、政策提言を含む研究報告をすること」をゴールに、4名ずつ7つのグループに分かれ、「米中台それぞれにおける人間と環境とのインタラクション」や「ヨルダン川周辺地域での水をめぐる衝突」などをテーマに30分間のプレゼンテーションを行いました。各グループの発表後には質問が飛び交い、学生同士の白熱した議論が繰り広げられました。
以上