理工学術院・宗田教授の研究が文部科学省「科学技術戦略推進費」に採

捜査支援のためのスペクトルイメージング装置の開発

 文部科学省が公募した「平成23年度科学技術戦略推進費」について、本学からは1件の提案課題(研究代表者:宗田孝之教授)が採択されました。科学技術戦略推進費は、総合科学技術会議が科学技術政策の司令塔機能を発揮し、各府省を牽引して自ら策定した科学技術イノベーション政策を戦略的に推進するために、総合科学技術会議が各府省の施策を俯瞰し、それを踏まえて立案する政策を実施するために必要な施策に活用されるものです。採択されたのは、現場に残された指掌紋や体液等に含まれる脂肪やたんぱく質(アミノ酸)を非破壊・非接触に多角的に分析でき、導入済み機器とのデータ互換性、現場への可搬性に優れた装置の開発・実用化を目指すプロジェクトです。

プログラム名 社会システム改革と研究開発の一体的推進プログラム
安全・安心な社会のための犯罪・テロ対策技術等を実用化するプログラム
【テーマ1】 現場における鑑識資料のイメージング装置の開発
プロジェクト名 捜査支援スペクトルイメージング装置の開発
研究代表者 宗田 孝之 教授 (理工学術院)
実施期間 平成23年度~27年度 5年間
参画機関 科学警察研究所、JFEテクノリサーチ
協力機関 岐阜県警科捜研、兵庫県警科捜研、三重県警科捜研
プロジェクト概要 現場に残されたヒト由来成分、すなわち指掌紋や体液等に含まれる脂肪やたんぱく質(アミノ酸)を非破壊・非接触に多角的に分析でき、導入済み機器とのデータ互換性をもつ装置であり、かつ現場への可搬性に優れた装置を開発し、実用化する。目的分子を背景から顕在化させて検出するため、目的分子特有の情報を有する光の反射、散乱、燐光、蛍光スペクトルを利用する。計測時間 短縮のため、ハイパースペクトルイメージング技術を応用する。計測対象分子が微量であっても背景から顕在化し S/N 比良くそのスペクトルを検出するためにコヒーレント分光法や時間分解分光法を利用することも目指し、装置実用化に必要な要素技術の研究に挑戦する。
備考 プログラムへの応募件数8件 うち採択件数2件
本年度、科学技術戦略推進費に採択された機関のうち私大は早稲田大学のみ

リンク

文部科学省 科学技術戦略推進費

文部科学省報道発表平成23年度科学技術戦略推進費の審査経緯及び結果概要について

 

以上

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