ユルゲン・トリティーン「同盟90/緑の党」院内総務が講演
学生にドイツのエネルギー政策について語りました
2011/06/17
6月17日に国際会議場にてユルゲン・トリティーン (Jürgen Trittin) 氏がドイツのエネルギー政策の動向に関する講演会を行いました。
トリティーン氏は、1998年から2005年までゲアハルト・シュレーダー政権で環境・自然保護・原子力安全大臣を務め、現在「同盟90/緑の党」院内総務(連邦議会同党会派会長)を務めています。
講演では、原子力発電所を全廃するドイツ政府の方針に言及し、緑の党の「脱原発ロードマップ」も紹介。電力を確保するためには再生可能エネルギー利用拡大の大幅な加速が必要であることや、再生可能エネルギー法の改正や地中ケーブルやスマートグリッド、高圧直流送電技術などの新技術の利用推進の必要性についても語りました。また、EUも2020年までに再生可能エネルギーシェア20%を掲げているとして、ドイツ1国だけでなくEUも再生可能エネルギーの利用促進に取り組んでいると述べました。
集まった学生は熱心にトリティーン氏の講演に耳を傾け、講演終了時には大きな拍手が送られました。
以 上