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新潟県新発田市で市島春城像の除幕式 早稲田大学図書館の初代館長・市島春城を顕彰

除幕式

 

7月17日、新潟県新発田市天王にある市島邸(新潟県指定文化財)に、早稲田大学図書館初代図書館長である市島謙吉(けんきち、号・春城しゅんじょう、1860~1944)の銅像が設置されました。銅像は、今年3月5日に早稲田大学総合学術情報センター2階に設置されたものと同じもの(新発田市のものの台座が少し高い)で、本学から新発田市に寄贈したものです。像の制作は、これまでも大隈重信像、小野梓像など本学関係の銅像を数多く手がけている櫻庭裕介先生(本学講師)に依頼しました。

市島邸は、市島春城の本家筋にあたる家柄の邸宅で、市島家は戦前まで、新潟でも有数の豪農の一族として地域の発展を支えていました。また、春城との関係から東京専門学校、のちの早稲田大学の運営にも協力的で、その関係は近年になっても変わっておりません。2000年には、市島家の支援により、新たに都内に早稲田大学の学生寮として「市嶋記念千駄木学生寮」が開設されました。こうした早稲田大学と市島家、市島春城との永く、そして深い交流の賜物として、今回本学と新潟双方のゆかりの地に銅像を建て、これまであまり知られていない市島春城について多くの方に知っていただくとともに、永く顕彰してゆきたいと考えております。

なお、銅像制作には春城と同じ新潟の出身で、遠縁にあたる旗野裕之氏(1944年、理工学部応用金属学科卒)からのご支援を中心に、多くの校友会新潟県支部の皆さんのご支援をいただきました。

除幕式には、酷暑といってよい日差しの中、新潟、早稲田から関係者約30名が参加し、銅像の完成を祝うとともに、同日に併せて開催した「市島春城展」(会場:新発田市まちの駅、市島邸、会期:7月17日(土)~8月31日(火))を観覧しました。

除幕式の主な式次第は以下のとおりです。

挨拶:片山吉忠(新発田市長)、巌昭夫(新発田市議会議長)
加藤哲夫(早稲田大学図書館長)、北村泰作(早稲田大学校友会新潟県支部長)
除幕:田内秀昭(早稲田大学常任理事)、加藤哲夫、櫻庭裕介、北村泰作、
片山吉忠、巌昭夫、高澤英介(早稲田大学商議員)、森治子(市島宗家)

 

市島春城について

市島春城は、越後国北蒲原郡(現在の新潟県阿賀野市)出身。若くして上京し東京大学に学び、在学中に小野梓、大隈重信の知遇を得、その縁あって大隈の立憲改進党にも早くから参加、また早稲田大学の前身である東京専門学校の創立、運営にも関与した。

その後、議会開設とともに地元新潟から衆議院議員に立候補、選挙妨害等もあり3度の落選という苦渋を味わうが、1894年、4回目の選挙で初当選し足掛け8年の議員生活を送る。1901年に病のために議員生活にピリオドをうち、1902年に早稲田大学と改称された本学の初代図書館長となった。その後は資料収集と保存・公開に尽力し、今日の早稲田大学図書館の基礎を築くとともに、近代日本図書館界の発展に活躍した。そんな市島であるが政治家として、図書館人、大学人としてだけでなく、多彩な趣味人であると同時に、日本近世における文化、思想の研究者でもあった。そうした多面的な活躍をした春城は、20冊以上の随筆を執筆、刊行している。

知名度こそ低いが、大隈重信、高田早苗らと並び、早稲田大学の創立と発展に大いに尽力した人物であり、彼が随筆等を通じて遺した言葉は、近代日本の歴史そのものを物語っていると言える。今回の銅像製作が、さらなる市島春城研究と顕彰につながることを期待したい。

 

以 上

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