顕彰状 李基秀氏

高麗大学校総長、李基秀氏は、1945年12月30日、大韓民国慶尚南道(キョンサンナムド)河東郡(ハドングン)に生まれた。1969年に高麗大学校法科大学を卒業し、1972年に国立ソウル大学校法学修士、1977年に高麗大学校大学院博士課程を経てドイツに留学し、1983年、テュービンゲン大学において法学博士の学位を取得した。

1984年に高麗大学校の商法講座の教授に就任して以来、同氏の活躍はまことに目覚ましいものがある。まず、学会活動について言えば、安岩(アナム)法学会会長(1994〜1996)、韓国経営法律学会会長(1996〜1998)、韓国国際取引法学会会長(1999〜2001)、韓国ドイツ法学会会長(2002〜2005)、韓国商事法学会会長(2002〜2003)、韓国法学教授会上席副会長(2003〜2005)、韓国法学教授会会長(2006〜2008)、韓国仲裁学会会長(2006〜2008)、韓国ドイツ学会会長(2006〜2008)、韓国著作権法学会会長(2007〜2009)などを歴任しており、そのほか、学内・学外の活動としては、高麗大学校学生処長(全国大学校学生処長協議会会長、1992〜1994) 、高麗大学校企画処長(全国私立大学校企画室・処長協議会副会長、1994〜1995)、高麗大学校法務大学院院長(1997〜1998)、高麗大学校法科大学長(全国法科大学長協議会会長、1998〜1998)、韓国複写・送信権管理センター理事長(2000〜2006)、韓国ハーバード大学同窓会副会長(2005〜現在)、韓国大学教育協議会副会長(2008〜現在)、ADeKo(韓国ドイツ同窓会)理事長(2008〜現在)、電子取引紛争調整委員会委員長 (2008〜現在)、韓国私立大学総長協議会会長(2009〜現在)、憲法裁判所諮問委員会委員(2009〜現在)、韓国大学教育協議会入学選考委員会委員長(2009〜現在)などの要職も歴任している。

このように、同氏は数々の要職の責務を果たす一方で、商法学者としても『会社法』(1990年)など約20冊の単著・共著があり、2001年には韓国法律文化賞(大韓弁護士協会)を受けている。また、同氏はテュービンゲン大学法学部、マインツ大学法学部、ハーバード大学ロースクール、ミュンヘン・マックス・プランク研究所、マールブルグ大学法学部、ウィスコンシン大学マジソン校ロースクールといった、ドイツ・米国の多数の大学で客員教授を務めるなど、国際的な活躍による評価も高い、韓国を代表する商法学者である。

同氏は2005年には、高麗大学校と早稲田大学の学術交流協定により、1年間交換研究員として本大学に滞在され、多くの友人を作り、帰国後の今日に至るまで、韓日法学会の熱心な会員である。そうした背景のもとで、同氏は2008年に高麗大学校総長に就任された。

高麗大学校は、早稲田大学の単なる一協定校であるにとどまらず、長年の友情に裏打ちされた最重要なパートナーであって、すでにあらゆる分野での交流・協力が進められているが、早稲田大学の友人である同氏の総長就任により、両校のパートナーシップはますます強固なものになってきている。同氏がこれまで両校の交流のために尽くされた功績はまことに顕著なものがあると言わなければならない。

ここに早稲田大学総長・理事・監事・評議員ならびに全学の教職員は一致して 李基秀氏に 名誉博士(Doctor of Laws)の学位を贈ることを決議した。

学問の府に栄えあれ! 大学が栄誉を与えんとする者を讃えよ! (Vivat universitas scientiarum! Laudate quem universitas honorabit!)

2010年4月2日

早稲田大学

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