2メートル超の狩谷棭斎の墓碑を展示しています

場所: 會津八一記念博物館  撮影: 2017/11/28

全長2メートルを超える狩谷棭斎墓碑

狩谷棭斎墓碑のミニチュア版

棭斎の書作品 和歌二首と五言絶句

會津八一の高弟・加藤諄コレクションの拓本

會津八一記念博物館では、2017年11月28日(火)~2018年1月20日(土)まで「狩谷棭斎墓碑受贈記念 狩谷棭斎 —学業とその人—」展を開催しています。

狩谷棭斎は(かりやえきさい)は、江戸時代後期の考証学の大家と言われています。その狩谷棭斎墓碑を、2012年に曹洞宗法福寺ご住職和田一冏師のご厚意によりご寄贈いただきました。棭斎の盟友であった松崎慊堂(まつざき こうどう)が碑文を書き、江戸の名書家小島成斎(こじま せいさい)が筆をとり、著名な石工である広群鶴(こうぐんかく)が刻んだものです。当時の優れた文章、書法、刻字技術が集約した名碑と言えます。原石そのものを室内でじっくりと見ることができるような展示は少なく、貴重な機会となっています。

棭斎の重要な著作の一つに、古代金石文の研究書である『古京遺文』(こきょういぶん)があります。その中で説明されている日本三古碑(日本各地に残っている古代碑のうち書道史上重要とされる碑)の拓本を展示しています。本学図書館所蔵の『和名類聚抄』には、棭斎による膨大な量の注釈が書き込まれており、彼の碩学ぶりが伝わってくるようです。

その他にも、書作品2点(和歌、漢詩)、狩谷棭斎書簡、さらに盟友である山梨稲川の墓碑を棭斎が書いたもの(拓本)、棭斎の自用印等を展示しています。また、會津八一の高弟で金石学研究者である加藤諄氏のコレクション、仏足石などの拓本を展示しています。

貴重な展示の数々をこの機会にぜひご覧ください。ご来場お待ちしております。 (や)

狩谷棭斎墓碑受贈記念 狩谷棭斎 —学業とその人—

会期:2017年11月28日(火)~2018年1月20日(土)
会場:會津八一記念博物館 1F 企画展示室
時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
※金曜のみ10:00~18:00(入場は17:30まで)
閉館日:日曜・祝日
※12月23日(土)~2018年1月5日(金)は冬季休館
入館無料

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