文科省研究大学強化促進事業中間評価 最高評点Sを獲得

早稲田大学は、2017年秋に実施された文部科学省「研究大学強化促進事業」の中間評価において、最高のS評価を受けました。

「研究大学強化促進事業」は文部科学省が推進し、世界水準の優れた研究活動を行う大学群を増強、我が国全体の研究力の強化を図るため、大学等による、研究マネジメント人材群の確保や集中的な研究環境改革等の研究力強化の取組を支援する事業です。本事業には平成25年度より大学等22機関が選定されており、本学は様々な教育機関の中から、日本の研究大学にふさわしい大学として認定されています。

本事業の中間評価は、定量的指標(科学研究費の獲得状況、研究論文の質、国際共著論文割合、産学連携状況)と事業の進捗状況・将来構想に関する書面審査と事前質問を含むヒアリング審査の2段階で行われました。その結果、本学は「特筆すべき進捗状況にあり、構想を十分達成でき、今後も大いに発展することが期待できる」という最高の評点Sを受けました。

進捗状況において、「私立総合大学としての特性を生かし、大学の将来計画に向けた改革と本事業とを一体的に推進」、「教員の役割を明確化する規則の整備」、「URA の人事制度を構築・運用」していることが高く評価され、総評として「研究大学のモデルの一つになりうる」、将来構想においては実現可能性のあるビジョンであり「研究の事業化」の成果を期待したいとの所見を得ました。研究の事業化の具体例は、平成32年竣工予定の120号館地区の新棟であり、産学連携を中心とした水準高い研究拠点に発展させる計画です。本事業は約半分が経過しましたが、今後も複合的な施策によって課題を解決しつつ、大学本部と研究現場である学術院や研究院、さらには研究者が有機的に協働し、国際研究大学を目指します。本学の研究のシステムとしての発展にご注目下さい。

事業名

研究大学強化促進事業(文部科学省WEB)
「研究大学強化促進事業」中間評価結果について
「研究大学強化促進事業」中間評価 進捗状況概要 早稲田大学

支援期間

平成25(2013)年度~平成34(2022)年度 10年間

本学の取組

事業概要

本事業の構想において、本学は、中長期計画「Waseda Vision 150」に基づいた研究力強化の取り組みを着実に実行することで、世界と競える研究者集団を形成し、強みである社会の課題と結び付いた研究を推進することを掲げました。本事業を活用して研究推進体制の強化と研究環境の整備・改革を加速させ、学生納付金に頼らない研究推進体制の自立回転のスキーム(「研究の事業化」)を構築し、「国際研究大学」としての地位の確立を目指します。事業推進にあたっては、客観的な状況分析に基づき、本学が他大学と比較して進んでいる事項(強みのある研究領域、国際化等)を重点的に加速し、弱み(研究規模、教員年齢構成等)は複合的な方策によって克服することを基本とし、以下の三つの方針に従い、研究力を強化しています。

  • 1. 研究の組織化:チーム型、組織型研究の拡充・強化
  • 2. 研究指向の展開:社会の課題と結び付いた新たな分野への挑戦
  • 3. 国際化推進:国際共同研究への一層の推進、国際人材の活用

これら3方針に基づいた取り組みを推進するため、研究推進業務の高度化と効率化を実現するURAを的確に配置し活用しています。研究戦略センターにおいて活動内容を明確にしたURAのグループを形成し、研究戦略策定業務、各種プレアワード業務、研究機関等との連携業務を行う体制を整備しています。

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WASEDA University

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