アフリカ遠征や中米遠征で収集されたコレクションが展示されています

場所: 會津八一記念博物館  撮影: 2017/10/27

盾、槍、篭などの生活用品はじめ、遠征隊員のパスポートなども展示されています

パレンケ遺跡(メキシコ)パカル王の石棺の蓋の拓本

マーサイの装飾品、サンダル、瓢箪、盾

貴重な資料映像でもある『赤道直下一万粁 アフリカ横断』を上映しています

會津八一記念博物館では10月12日(木)から11月18日(土)まで「アフリカ横断一万粁(キロ)-関根吉郎とアフリカ・マヤ資料コレクション-」を開催しています。

本展では、早稲田大学理工学部化学系の教員、また、早稲田大学山岳部の監督、探検部の初代部長であった故・関根吉郎名誉教授が収集し、退職時に大学に寄贈された「関根コレクション」から、アフリカの民族資料や、マヤ遺跡の拓本資料を中心に展示しています。

関根氏は、戦後日本において海外渡航が自由化される以前に、度々遠征隊を組織し、早稲田大学の海外研究活動拠点の設立を目指して探索活動を行いました。1953年に南米最高峰のアコンカグア、1958年には、アフリカ最高峰キリマンジャロの登頂を成功させました。赤道アフリカを横断し、その自然や生活を探るためにバントゥー系諸民族やムブティ(ピグミー)の村に滞在し、日本にその姿を紹介しました。さらに1961年には、中米・マヤの遺跡を訪れ、パレンケ遺跡の石棺レリーフ等の拓本を取るなど、その精力的な活動の中で、現在では入手困難な民族・考古資料、美術品を数多く収集しました。

また、調査探検の様子は映像としても記録され、当時の日本にアフリカの自然や生活の様子を紹介するドキュメンタリー映画(『赤道直下一万粁 アフリカ横断』:日映新社)として公開されました。アフリカでの調査探検の様子を収めた貴重な映像資料も、企画展会場にて上映しております。11月11日(土)18日(土)には、映画の全編上映会も実施いたします。

近年の継続的な資料調査により、「コレクション」の成立経緯や関連する遠征の全貌が明らかになりつつあるため、その成果を公開しております。残り少ない会期となりましたが、この機会に是非、足をお運びください。皆さまのご来館をお待ちしております。(ま)

「アフリカ横断一万粁(キロ)-関根吉郎とアフリカ・マヤ資料コレクション-」

会期:2017年10月12日(木)~11月18日(土)
会場:會津八一記念博物館1F 企画展示室
時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
閉館日:日曜・祝日
入館無料

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