JR東日本の力だけでは到底成し遂げられなかったこと、皆さんのご支援があったからこそ成し遂げられたこと

東日本大震災は、鉄道にも大きな被害をもたらし、大動脈の東北新幹線も駅・線路・橋などの損壊から不通となりました。余震も続いていましたが、夜通しの作業により東京から青森まで新幹線が全通したのは震災から50日目の4月29日でした。JR東日本の清野智社長(当時)は、「JR東日本の力だけでは到底成し遂げられなかったこと、皆さんのご支援があったからこそ成し遂げられたことで、鉄道事業者をこえた一人の日本人として、感無量の思い」、また「新幹線の復旧が東北を、そして日本を元気にしてくれる」という多くの人の思いと献身的な力添えが支えとなって、復旧作業を進めることができたそうです。

早稲田大学では、20年後の創立150周年の姿を示した”Waseda Vision 150”を策定していますが、その中の重要な姿(ビジョン)として、「世界に貢献する高い志をもった学生」の育成を掲げています。早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)は、「社会と大学をつなぐ」、「体験的に学ぶ機会を広く提供する」、「学生が社会に貢献することを応援する」という3つの理念をもち、本学の社会貢献の推進役として、活動してきました。

2011年3月11日の東日本大震災発生に際して、WAVOCは直後の2011年4月から現在に至るまで、継続的に学生・教職員など延べ6000名以上のボランティアを派遣しました。プロジェクトに参加した一人ひとりが、「社会に対して何ができたのか」「何を学んだのか」「どんな答えがあったのか」、それぞれの貴重な体験や想いを胸に、社会で活躍しています。

東日本大震災から5年というひとつの区切りを迎えた今年、WAVOCでは宮城県出身で、震災当時JR東日本社長として陣頭指揮を取られた、JR東日本・清野智会長をお招きします。 清野さんを知る学内関係者とWAVOCとの間に接点があり、清野さんの体験とWAVOCの震災関連活動に共通の想いを感じたことがきっかけでした。震災当日の東京など首都圏も含めてのJR東日本の被害や出来事、 東北新幹線全通から現在までどのように人の力がつながり、結束してここまで来たか、 そしてそこから学んだこと、今後の防災対策などをお話し頂く予定です。

WAVOCが育成を推進している「力」には、「問題を社会の仕組みの中に位置づける力」、「想像し、共感する力」、「企画・立案・運営する力」、「自分の生き方を他者との関わりの中で紡ぎ出す力」があります。問題を社会的枠組みの中で考える力、さらに現場の人々との協働の中で、共感したり、解決に向かって行動する力はどうやって発揮されるのか、清野さんの体験を通して考えてみませんか。

JR東日本・清野智会長特別講演会(4/26

311日のJR東日本とそれから、そして未来へ
~人々の支えと共に~

【講演者】清野智(せいのさとし)東日本旅客鉄道株式会社 取締役会長
1970年日本国有鉄道入社。2011年3月11日の震災当時は社長として 陣頭指揮にあたる。
現在、東北観光推進機構会長、東北大学経営協議会学外委員、 東北電力株式会社社外取締役なども務めており、東北と関係が深い。宮城県出身。

【会場】早稲田大学 早稲田キャンパス 大隈小講堂

【日時】2016年4月26日 開場:16時30分 開演:17時~18時30分(予定)

【対象】学生、教職員、一般(無料(定員300名・先着順)

【参加申込み】[email protected]
氏名、学部学年(早大生以外の場合は所属)、メールアドレス、あれば事前質問を記載の上、上記のメールアドレ スにご応募ください。

【主催】早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター

【共催】早稲田大学重点領域研究機構

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