場所: 早稲田キャンパス小野ギャラリー 撮影: 2015/12/15

命のメッセージを聞いてみませんか?

静かにたたずみ、ひとり一人の生命に想いをはせ、悼む来場者たち

決意を新たに毛糸をつないでいきます。14年で抱えきれないほどの大きな玉になりました

「若い学生さんに是非見に来てほしい」と話す、同展を始めた校友の鈴木共子さん
ある日突然、あなたの大切な人の命が奪われたら……。そう、想像したことがありますか?
現在、早稲田キャンパス小野梓記念館ワセダギャラリーでは、「生命(いのち)のメッセージ展 in 早稲田大学2015」が開催されています。「生命のメッセージ展」とは、飲酒運転や一気飲ませなどによって、理不尽に命を奪われた犠牲者が主役のアート展です。早稲田大学では2004年から5年間にわたって開催され、今年7年ぶりに復活しました。犠牲者一人ひとりの等身大の人型パネルはメッセンジャーと呼ばれ、その胸元には本人の写真や家族の言葉を貼り、足元には生きた証である靴を置いて命の大切さを訴えています。今回の展示では161命(めい)のメッセージが展示されています。
無念にも命を喪い、生きたくても生きられなかった犠牲者からの、「犯罪のない社会を作ってほしい。未来の命を守ってほしい」という想いや叫びを感じてください。今を生きる私たちに何かを託されているような、今までにない「いのち」との向き合い方に出会えるアート展です。是非ご来場ください。(こ)
生命のメッセージ展 in 早稲田大学2015
期間:2015年12月19日(土)まで。10:00~18:00、19日(土)は17:00まで
場所:早稲田大学 早稲田キャンパス 小野梓記念館(27号館) 地下1階 ワセダギャラリー