永楽倶楽部は、早稲田大学創立者・大隈重信が大正4年(1915年)に創設した社交倶楽部をその前身としています。以来、倶楽部は、名称を変え、本拠地を移転しながらも活動を継続し、2015年に創立100周年を迎えた由緒正しい社交クラブの一つです。

創立100周年を迎えた早稲田大学の校友が集う社交クラブ『永楽倶楽部』

永楽倶楽部(1920年2月)
越佐会第210回春季大会、宇都宮鼎帰朝歓迎卒業生予餞
大学史資料センター 写真データベース B67-19
現在、倶楽部は、財界を中心とし、文化・教育・スポーツ界、マスコミ界、政界などを含む多様なジャンルと幅広い年代層にわたる男女会員により、「文化社会の発展に寄与すること」を目的とした活動を展開しております。特に、会員相互の親睦と啓発のために、講演会等の開催とサークル活動を積極的に実施しております。もとより、倶楽部施設は、会員相互、友人・家族などの会合、あるいは、打合せ場所としても大いに利用されています。
そうした活動の一環として、9月11日、法学学術院ゲイ・ローリー教授による第27回日本文化研究会講演「海外から見た日本文学の魅力」が行われ、倶楽部会員の方々が熱心に耳を傾けました。

法学学術院 ローリー・ゲイ教授による講演が行われました
ローリー先生は講演の中で自身の日本文学と自身の研究生活を振り返り「(学生時代は)歴史が長く深い国での研究を探し求めていました。」と語りました。また、『源氏物語』の現代語訳をした与謝野晶子を例に挙げ、「作品を通じて人と人が繋がっていく歴史が『源氏物語』や日本文学の魅力です」と倶楽部会員の方々に伝えました。