大学で重要な役割を担っている、キャンパスで学び、働く学生たち。東京・中野の国際学生寮WISHでは、多くの留学生を「RA(レジデンス・アシスタント)」がサポートし、早稲田キャンパスなどでは高校生らの前で「キャンパスツアーガイド」が大隈講堂など各施設を紹介しています。講義が行われている教室では、障がい学生支援室の有償ボランティアが目や耳が不自由な学生のために教科書代読・ノートテイクなどのサービスを提供し、「こうはいナビ」スタッフは科目登録など新入生の大学生活を様々な面でサポート、海外留学を希望している学生には学生留学アドバイザーが相談に乗ります。
こうしたスチューデント・ジョブなどに携わる学生たちによって今春、「学生の力で、大学改革に関わりたい」と、学生参画活動を推進する委員会「SPEC」※が学生生活課内に設立されました。SPECは、上記の他に国際コミュニティセンター(ICC)学生スタッフ、早稲田ポータルオフィス、学生早健委員会、そして学生参画・ジョブセンター(SJC)学生スタッフなど計9団体・組織からなり、総勢12名の学生が参加しています。
8月1(土)・2日(日)のオープンキャンパスでは、SPEC初企画のトークイベント「WASEト--ク」が開催され、各参加団体の代表者が学生参画活動を通じて学び、成長できたことなどをテーマにパネルディスカッションを行い、SPECとサークルの違い、SPECだからこそできる大学運営に参画する活動などについて議論します。
また、高校生からの質問に複数のSPECメンバーが答える、公開ディスカッション「早大生に聞きたいホントのトコロ」では、国内の大学で最も国際化が進んでいるといわれる早稲田大学の国際交流や、高校と大学の授業の違い、アルバイト・インターン事情や一人暮らしなど、大学生活全般についての疑問に応じます。その他、ブースでの個別相談や、学生が実際に使っているノートの展示も。
「オープンキャンパスでは、成長の場にもなる学生参画活動の楽しさを伝えたい」と初企画に意気込むSPEC渉外担当・ 水上 智瑛さん(教育学部1年)は、「学生が正課・課外活動等を通じて身に付けた知識や経験を基に、大学の改革に繋がる企画・提案などを行っていくことができれば」と将来構想を掲げます。また、SPEC委員長・小牧秀太郎さん(基幹理工学研究科・修士1年)も「SPECのゴールとして、ほかの大学が行っていることと一味違うことを示していきたい」と力強く語りました。
※SPEC :Student Participation Encouragement Committee(日本語名称:学生参画運営委員会)
SPECオープンキャンパス企画
「WASEト― ―ク」
日時:8月1(土)・2日(日)
①13:15~14:15
②14:45~15:45
場所:8号館3階308教室
「個別相談・公開ディスカッション」
日時:8月1(土)・2日(日) 9:00~17:00
場所:8号館3階309教室
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