6月7日(日)、「NHK学生ロボコン2015~ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会~」が開催され、早稲田大学のチームが初めてその頂点に立ちました。1991年から始まった前身の大会から含めて、本学のチームが優勝するのは初の快挙です。本選考会には、全国から事前選考を通過した20のチームが参加し、しのぎを削りました。
NHK学生ロボコンでは、毎年何らかの課題が出され、全国の大学生や高等専門学校生などが手作りのロボットで技術力やアイデアを競い合います。今年はバドミントンのダブルスをモチーフにしたもので、1チーム2台のロボットが相手のチームとシャトルを打ち合い、先に5点取ったチームが勝利となります。
優勝した早稲田大学のサークル「ROBOSTEP」(顧問:理工学術院菅野教授)は、8月にインドネシア・ジョグジャカルタで開催される「ABUロボコン2015 インドネシア・ジョグジャカルタ大会」に、日本代表として出場します。
優勝を勝ち取った学生の声を紹介します。
今回が初めての出場で、常連校と比べてロボット技術のノウハウが極端に少ない中、試行錯誤の連続でようやく完成まで漕ぎつけました。
本番を想定した練習場所がほとんど無く、当日想定外なことがたくさんありました。ただし練習量は他校に絶対に負けない自負があり、それが自信となりました。
1回戦でサーブが入らず苦戦した末勝利できたことで波に乗り、その後はロボットコントロール技術と気合で乗り切りました。
彼らが早稲田の誇りをもって、世界の舞台で活躍してくれることを期待します。