2015年5月28日、法学部の卒業生で現:国際連合女性差別撤廃委員会委員長である林陽子弁護士による公開講演会「女性差別撤廃条約批准30年-国際社会に対する日本の約束-」が小野記念講堂で行われ、当日会場は満員の熱気の中、230人余の学生・教職員・一般の来場者が耳を傾けました。
女性差別撤廃条約批准30年というテーマから、早稲田大学出身の最初の女性弁護士・渡辺道子先生の紹介から始まり、歴史的にターニングポイントとなった出来事から、現状のジェンダーにおける課題を明らかにしました。
林弁護士は、「日本の社会の様々な場面において起こる女性差別問題の最前線に立ってきたのは、女性弁護士です。しかし、ジェンダーの問題に関しては、男性の活動も重要なのです。」と、男女それぞれがお互いの立場から課題に対して活動することの大切さを訴えました。
また、学部生に対しては、「世界で対等に立ち振る舞うには、学部の教育だけでは足りないこともある。学部生は是非ロースクールを目指してほしい。」と強調されました。