かつて、早稲田キャンパスに沿った南門通りには、世界的に活躍されている演出家・鈴木忠志氏(1966年・政治経済学部卒)らが創設した劇団「早稲田小劇場」と同名の小劇場がありました。
「早稲田小劇場」は1960年代の小劇場運動の中心的な劇場として数々の名作を世に送り出し、1976年に鈴木氏が活動拠点を富山県利賀村(現・南砺市)に移されたあとは、「早稲田銅鑼魔館」という民間の貸劇場として運営されてきました。
同施設はその後本学が譲り受け、2012年10月に解体されるまで、演劇サークルの活動拠点として利用され、多くの演劇人を輩出してきました。早大学生演劇の拠点を求める声は多く、鈴木氏承諾のもと、このたび「早稲田小劇場」の名称を冠した「早稲田小劇場どらま館」(72席)を再建する運びとなりました。
それを記念して、約1カ月にわたる演劇祭を開催します。こけら落とし公演には、現代口語演劇で知られる平田オリザ氏(青年団主宰)のアンドロイド演劇、プレオープン公演には早稲田演劇出身の3劇団が作品を上演します。
詳細は「どらま館フェス」特設Webサイト、および以下のパンフレットをご覧ください。