1921年(大正10)の規定改正により、十数名の女性が聴講生としてはじめて早稲田の門をくぐり、文学部・商学部・理工学部の授業に出席しました。さらに1939年(昭和14)には、田中穂積・第4代総長のもとでの学則改正により、早稲田大学にはじめて正規学生として4名の女性が入学しました。これらの動きの背景には、日本女子大学の創立委員長を務めるなど、女性の高等教育に理解を示していた創立者大隈重信の理念があっただろうことは想像に難くありません。
それから75年後の2014年5月1日現在、早稲田大学の学部・大学院に在籍する女子学生数(通信課程除く)は18,543人で、全学生の35%を占めています。他の大学と比較しても、人数・割合ともに多いことに驚かれる方もおられるでしょう。
Waseda Vision 150 では20年後の2032年の数値目標値として、女子学生比率50%、女性教員比率30%、女性職員比率50%の実現を掲げています。