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2024年度卒業式を挙行しました

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Fri 04 Apr 25

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Fri 04 Apr 25

2025年3月25日(火)・26日(水)、戸山キャンパスの早稲田アリーナにて、2024年度学部卒業式、芸術学校卒業式および大学院学位授与式を執り行いました。学部卒業者7,947名、芸術学校卒業者62名、修士課程修了者1,964名、専門職学位課程修了者510名、博士学位受領者197名、合計10,680名が、早稲田の杜を巣立ち、新たな門出を迎えました。

式典は2日間4回に分けて実施しました。来場者の安全確保と地域交通への影響を鑑み、式典への参加は卒業生、修了生のみに限定し、保護者の皆さま向けには早稲田キャンパス内に同時中継会場を設けるとともに、ライブ配信をご覧いただけるようにいたしました。
※式典当日のアーカイブ映像に関しては、本ページの末尾をご覧ください。

式典では、総代、博士の学位記授与に続き、田中愛治総長より卒業生へ式辞が送られました。また、学術・スポーツで特に優れた成果をあげた学生または団体に対して授与される小野梓記念賞の紹介が行われました。今年度の小野梓記念賞は、学術賞8件、芸術賞1件、特別賞2件、スポーツ賞24件でした。
2024年度 小野梓記念賞受賞者一覧

総長式辞

田中 愛治 総長

田中 愛治 総長

卒業生の皆さん、ご家族・ご親族の皆様、ご卒業おめでとうございます。卒業される皆さんはもちろん、これまで卒業生を支えてこられたご家族・ご親族の皆様も、たいへんお喜びのことと存じます。本日は、早稲田大学を代表して、私からお祝いの言葉を申し述べたいと思います。

今年の学部を卒業される方たちの多くは2021年に入学され、修士課程を修了される方の多くは2023年に入学され、博士号を受領される方たちはそれ以前に入学されたことと思います。皆さんの学生生活は、やはり新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたであろうと推測しています。
その意味では、様々な点で勉学と学習も、学生生活も大きな制約を受けたであろうと思います。しかし、早稲田の学生の皆さんは全員がよく自制をしてくださり、その当時の数年間、学内で大規模クラスターを発生させたことはありませんでした。その点で、皆さんの誠実な行動とご協力に心から感謝しています。
このような経験を経て、本日皆さんが早稲田大学を卒業されるということは、皆さんの努力が実ったということです。皆さんは早稲田で学んだことに自信をもって社会に出て、もしくは大学院に進学して、新たな道を切り拓らいて、進んでください。今後は、皆さんはこれまで経験をしたことがないような世界に入っていくことになると思います。皆さんは大きな期待と同時に若干の不安も感じているかもしれません。でも、それで良いのです。皆さんは、ご自身に忠実にありのままの姿で人生を切り拓いてくだされば、良いのです。

私は6年半前に早稲田の総長に就任した時以来、早稲田の学生には「たくましい知性」と「しなやかな感性」を育んでもらいたいと言ってきました。
「たくましい知性」とは、答えが決まっていない未知の問題に果敢に挑戦して、自分の頭で自分なりの解決策を考え出す知性、そして自分の考えた解決策が有効ではないとわかった時に、めげずに新しい解決策を考えて、再挑戦をするたくましさを持った知性のことです。
私は、皆さんが早稲田で「たくましい知性」を育み、「自分の頭で考える」ことを身につけたと信じています。なぜなら、それが早稲田の伝統であり、学生文化の特徴だからです。
ただし、「自分の頭で考える」ためには、やはり学問が重要なのです。学問とは、文字が発明されて以来、5千年にわたる人類の経験のエッセンスが体系的にまとめられたものです。もちろん、過去に人類が経験したことのない未知の問題の解決方法は、学問には記されていません。しかし、学問をひもとけば、過去に人類がどのように、未知の問題に挑戦したのかを、学ぶことができます。したがって、皆さんが未知の問題に挑戦する際には、早稲田で修めた学問が座標軸となり、今後の人生の道標(みちしるべ)となっていくはずです。

私は、皆さんには早稲田大学で学んだ「たくましい知性」「しなやかな感性」「ひびき合う理性」の大切さを心に刻み、今後の人生に生かしていただきたいと願っています。皆さんが、その考え方を貫いて、社会に出て仕事をしていけば、世界は、人類社会は、もっと平和で、もっと公平で、もっと良くなるだろうと思います。この考え方は、早稲田大学の建学の精神につながっています。

私がお伝えしたいことは、皆さんは卒業して社会に出たら、ご自身がやりたいと思う、遣り甲斐があると感じることに力を入れてください。目先の出世とか、損得を考えて、ご自身が興味ないことをやっても、皆さんの力は80パーセントしか出ません。ご自身が面白い、遣り甲斐があると感じることなら、皆さんの力は120パーセントになります。どの時代でも、どの社会でも、120パーセントの力で仕事をする人は、80パーセントで仕事をしている人よりも成功する確率は高いのです。私はこのことを、私のゼミ生が卒業する時に言って来ましたが、今は総長としてすべての早稲田の卒業生にお贈りしたいと思います。
皆さんは、早稲田で学んだことに自信を持ち、コロナ・パンデミックの中で苦しい学生生活をやりきったことを誇りとして、今後の人生を切り開いてください。
卒業後も、時々は母校に帰ってきてください。その時には、今よりも輝いている早稲田で、今よりも輝いている皆さんとお会いしましょう。

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早稲田大学校友会代表幹事 挨拶

早稲田大学校友会代表幹事 萬代 晃 様

本日ご卒業の皆さん、そしてこれまで皆さんを支えて来られたご家族・ご親族の皆様、ご卒業、誠におめでとうございます!
本日ご参加の多くのみなさんが入学した2021年4月は、いまだ新型コロナウイルス感染症による社会的な影響が続いていました。その後、社会活動が徐々に回復していったとはいえ、皆さんにとって、勉学や課外活動をはじめとする学生生活を継続する上で、沢山の苦労を重ねてきたことと思います。そして本日、皆さんは特別な思いで卒業式を迎えられたことでしょう。だからこそ尚更、卒業生の皆さんを心からお祝いするとともに、校友会の代表として是非メッセージをお届けしたいという熱い気持ちで、今は胸が一杯です。
さて、皆さんは、卒業と同時に全員の方がもれなく早稲田大学の校友となり、校友会の会員となります。この機会に、早稲田大学校友会について少しご説明をさせていただきます。早稲田大学では卒業生を「校友」と呼びます。そして「校友会」とは早稲田大学卒業生による同窓会組織になります。わずか数十名の校友からはじまった早稲田大学校友会は現在会員数69万人を数え、日本を代表する同窓会組織として発展しました。そして今年12月には設立140周年という節目を迎えます。
校友会の活動方針は、母校そして後輩である現役学生に対する支援と、校友相互の人脈づくりや親睦を図ることであります。現在の組織は大学内に本部を置き、田中総長を校友会会長に頂き、約60名の幹事団が中心となって運営しており、毎年2億円から3億円程度を、奨学金を中心とする現役学生への支援のほか各種母校支援に充当しております。
日本全国の地域、年次、職域、海外など約1,400の稲門会が組織され、活発に活動しております。早稲田の誇りはこの69万人の校友のパワーです。企業人・経営者をはじめ、総理大臣から地域の世話役、政治家、官僚、法曹、スポーツ、作家、芸術家、医者、メディア等々、日本はもとより世界中のありとあらゆる分野で校友が活躍しており、社会に貢献しています。このような早稲田の校友の多様性が早稲田の活力であり誇りです。
今後、皆さんが歩んでいかれる途中には、楽しいことや嬉しいことばかりではなく、辛いこと、悲しいことなど大きな困難が待ち受けているでしょう。早稲田で身に付けた「たくましい知性」、「しなやかな感性」そして「ひびきあう理性」に更に磨きをかけ、この早稲田で学んだという誇りと利他の精神を持って、世界に大きく貢献できるような人になってください。
最後になりますが、校友会のキャッチフレーズは「ともに世界へ ともに未来へ」です。卒業生の皆さん、世界へ!未来へ!力強く羽ばたいてください。卒業5年後に、皆さんを大学にご招待するホームカミングデーで再会できることを心から楽しみにしています。
あらためて、本日はご卒業おめでとうございます!

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名誉博士学位贈呈 藤田 浩之 様

3月26日(水)第4回式典では、藤田 浩之 様への名誉博士学位贈呈も行われました。

藤田 浩之 様<br />
Quality Electrodynamics 創業者兼 CEO、オハイオ州立大学前理事⾧

藤田 浩之 様
Quality Electrodynamics 創業者兼 CEO、オハイオ州立大学前理事⾧

卒業式アルバム

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Waseda Live(式典アーカイブ映像)

2024年3月25日(月)

第1回 式典

政治経済学部、法学部、社会科学部
政治学研究科、経済学研究科、法学研究科、法務研究科、社会科学研究科

第2回 式典

文化構想学部、文学部、商学部
文学研究科、商学研究科、会計研究科、経営管理研究科

2025年3月26日(水)

第3回 式典

教育学部、人間科学部(通信教育課程を含む)、スポーツ科学部、国際教養学部
教育学研究科、人間科学研究科、スポーツ科学研究科、アジア太平洋研究科、日本語教育研究科、国際コミュニケーション研究科

第4回 式典

基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部、芸術学校
基幹理工学研究科、創造理工学研究科、先進理工学研究科、環境・エネルギー研究科、情報生産システム研究科*
*情報生産システム研究科は北九州キャンパスにて実施。

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