研究室を訪ねて 商学学術院 ケイト・エルウッド教授 “This is your life!”

場所:早稲田キャンパス、撮影:13/11/25、掲載:13/12/02

 「研究室を訪ねて」第5回は、商学学術院のケイト・エルウッド教授の研究室を訪ねました。


ケイト・エルウッド先生

──先生が日本に興味を持った理由は何ですか。

「アメリカで生活している時に、源氏物語が世界最古の長編小説ということを知り、英訳を読み始めたのがきっかけです。」


源氏物語


先生の好きな幸田文の本

──はじめは日本に留学生として来られたということですが、当時の様子はどうでしたか。

「アメリカにいる時から日本語は学んでいたので、簡単な会話であれば問題ないと思って来ましたが、空港に降り立った瞬間から知らない単語が飛び交っていて、少し不安になりました。」


日本文化に関する書籍がびっしり

研究室のようす

「こうした経験から、学生には留学先でも困らないようにわざとゆっくり話したりすることは控えて通常の会話スピードで授業を行い、ヒアリング力を鍛えるようにしています。」

──どんな内容の授業を行っているのですか。

「本年度に行っている『Effective Speaking』という授業では、ビジネスプレゼンテーションを教えています。これは例えば「環境問題」、「食べ物」など1つのテーマを与え、ビジネスの視点を必ず交えて英語で発表するものです。」

──先生は授業以外の教務面でも学生担当教務副主任というお仕事をされていますが、どういった役割なのでしょうか。

「これは留学や奨学金についてなど、学生に対し面談を行うものです。面談以外にも学生ガイダンス、ペアレンツデーなども行っています。」

「留学に関して言えば、その学生に本当に合った大学か、留学までにどんな勉強を補足で行えば良いかなどを面談します。その学生を留学先に無責任に送るのではなく、豊かな留学生活を送ってもらうために、こうしたアドバイスを行っています。」

──最後に、学生に一言お願いします。

「This is your life! 自分の人生なので、物事に積極的に取り組んで自分に合った素晴らしい人生を歩んでいってください。」


ケイト・エルウッド先生と記念撮影(頭部のベアは合成)。

今月の早稲田川柳

ユアライフ
時には厳しい
アドバイス

Kate Elwood, One Mother, Two Mother Tongues: Adventures And Misadventures Of A Bilingual Family

Kate Elwood, Oops and Goofs ― Lessons Learned through Daily Life in Japan

Kate Elwood, Takes and Mistakes ― Twelve Short Tales of Life, Language and Culture in Japan and America

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/top/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる