イタリア・ローマ国立近代美術館で開かれている「近代日本画と工芸の流れ 1868-1945」展(前期2/26-4/1、後期4/4-5/5)で、會津八一記念博物館が所蔵している前田青邨作「羅馬使節」(1927)が展示されています。

前田青邨作「羅馬使節」(1927)
同展はローマ市内にあるローマ日本文化会館50周年を記念して、国際交流基金、京都国立近代美術館、ローマ国立近代美術館の共催で開かれ、日本とイタリアの長い文化交流の一端を紹介しています。

“Arte in Giappone 1868-1945″展ローマ国立近代美術館展示風景(写真提供:国際交流基金)

ローマ国立近代美術館の外観(写真提供:国際交流基金)
「羅馬使節」は昭和4年、作者の前田青邨より早稲田大学図書館へ寄贈されました。天正遣欧使節をテーマとしたもので、少年使節の首席をつとめた伊東マンショが法王を謁見した時の姿とされ、同展では「近代日本美術の成熟」というコーナーで紹介されています。「羅馬使節」の展示は前期が終わる4月1日まで。