スマートフォン&タブレット端末向け中国語学習プラットフォームを開発

早稲田大学中国語教育総合研究所と株式会社KDDI研究所が共同で

早稲田大学中国語教育総合研究所と株式会社KDDI研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長:中島康之)は、スマートフォンおよびタブレット端末向けの中国語学習プラットフォームを開発しました。2011年6月から大学内の中国語授業で試験的に導入し、8月からは企業研修ユーザーに対しても試験提供を開始しました。

このプラットフォームの特徴は、学習者が自分のペースで自学自習できること、中国語学習の難点である「発音」に対して、中国語IMEが、音節と四声とが完全に一致したもののみに対して漢字を変換する機能、ならびに音節表記辞書及び誤りパターン辞書を用いてキータッチミスや誤りやすいパターンを検出して情報を提示する機能を備えていることです。これにより、タイピングを繰り返していくうち、新たな誤りを誘発することを避けられるとともに、学習者が学習した発音をしっかりと定着させ効果的に中国語力を向上させることができます。

これまで、早稲田大学では、独自のWeb型中国語学習システムDigを開発し、実際に授業で実施して、大きな成果を上げてきました。授業をパソコン教室と一般教室で構成し、パソコン教室ではDig学習システムを使用し、一般教室では発音の矯正や翻訳などを行う、いわばハイブリット型の授業を実施してきました。しかし、近年中国語履修者が増加し、パソコン教室で授業を実施することが困難になったため、今回のポータブルな学習プラットフォームを開発しました。

今回開発した中国語学習プラットフォームは、スマートフォンおよびタブレット端末向けの中国語学習ソフトウェア群及びそれらを利用するための中国語IMEを実現したものですが、このようにDig中国語学習システムをスマートフォンおよびタブレットに対応させることで、パソコン教室の代わりに低コストのマルチメディア教室を実現し、さらには普通の教室でもマルチメディアを用いた学習効果の高い教育が実施できる見込みです。

以上

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/top/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる