第5回「坪内逍遙大賞」授賞式を開催 伊藤比呂美さん、福永信さん、喜びと感謝の気持ちを語る

近代日本文芸の父といわれる坪内逍遙博士の業績をたたえ、文芸・芸術などの幅広い分野で貢献した人物・団体を顕彰する第5回「早稲田大学坪内逍遙大賞」の授賞式が11月16日、リーガロイヤルホテル東京で行われ、大賞の伊藤比呂美さん、奨励賞の福永信さんが受賞の喜びを語りました。会場には招待客者ら約200人が集まり、二人の受賞を盛大に祝いました。

授賞式では、鎌田薫総長から両受賞者への表彰状、記念メダルの授与などに続き、受賞者二人があいさつに立ちました。

伊藤比呂美さん

伊藤さんは「人里離れたところにずっとおりますので、作品を読んでくれている人がいるのだと思い、本当に嬉しいです。オペラが好きだったこともあり、坪内逍遙の『マクベス』の現代語訳を読んでみたところが、とても素晴らしく、あのような素晴らしい仕事が、自分の言葉として出来れば、こんなに嬉しいことはないと思います。先人というのはあまりにおこがましいですが、遠くから後姿を見ながら、これからも精進していきたいです」と大賞の喜びを語りました。

福永信さん

福永さんは「ありがとうございますという言葉しか出てこないです。僕がこの場所に立っていれるのも、編集者の方がいらっしゃったからです。『早稲田文学』の方々は最初から声をかけてくださっていました。何より、最初の本からいろいろとお世話になったリトル・モアの編集者の後藤一郎さん、子供に現代美術を解説する文章を書かないかとまさかの依頼をしてくださった福音館書店の編集者平井拓さん、彼らがいたから僕は今、こうしていられます。彼らは今日、都合で来られないので、 とても残念ですが、むしろかえって、あからさまなありがとうをここに述べたいと思います」と感謝のことばを述べました。

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