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広報課 澁谷さん(2017年 新卒採用)
先輩からのメッセージ
Mon 24 Nov 25
先輩からのメッセージ
Mon 24 Nov 25
世界から日本・早稲田大学を見つめなおす
本学の職員に応募したきっかけを教えてください。
大学入学直後に出会った恩師とのご縁や、課外活動への参加など、私はとても充実した学生生活を送っていました。また、大学の留学制度を利用して留学した際には、所属大学と現地の大学の双方の職員にお世話になりました。この時点で、漠然とではありましたが、「留学に関わる仕事をしたい」と思っていました。
大学卒業後はイギリスの大学院に進学しました。総合大学だったということもあり、教育と研究の規模と充実度に圧倒されるとともに、「大学」という環境に魅力を感じ、将来は教育機関で働きたい、という思いも抱き始めました。
就職先として日本の大学を選んだのは、自分の今までの留学経験などからより多くの日本の学生が世界と繋がる機会を持ってほしいと考えたためです。特に早稲田大学は留学に力を入れている大学であることと、イギリスの大学院でも感じたような教育研究機関としての力強さを本学でも感じたことから志望しました。
現在担当されている業務について教えてください。
広報課では、主にメディアリレーションズ、大学ウェブサイトの管理、公式SNSサイトの運用、広報誌の発行などをしている部署です。早稲田大学の魅力ついて社会に広く情報発信し、フィードバックを得ながらファンを増やすことが使命です。そのため、大学全体としても一体感のある情報発信ができるように他の部署の広報活動をサポートすることも広報課の役割です。 現在は、国際広報の領域において、国外に向けて本学の情報発信をする業務をチームのメンバーと一緒に担当しています。
最近ではSNSの運用にも注力しています。ターゲット層にあわせたコンテンツを発信し、大学の取り組みを多くの人に知ってもらうことで、早稲田大学に興味を持つきっかけに繋がることを目指しています。
世界に早稲田大学を知ってもらうために、特に工夫されていることはありますか?
国外向けの広報活動の一環として、最近は英語でのポッドキャスト配信も新しく開始しました。本学は国内では一定の知名度を持っていますが、海外ではまず「Waseda」を知ってもらうところから始まります。検索に引っかかりやすくなるよう「Tokyo」「in Japan」などの単語をコンテンツのタイトルに意識的に組み込み、まずは「日本はどんなところなのか」、そして「日本にある大学」として興味を持ってもらうような工夫をしています。
卒業式や入学式に関する投稿や、「早稲田で過ごす一日」を紹介するVlog形式のショート動画は、特に反響が大きいコンテンツです。これらは、早稲田大学への進学を検討している海外の学生にとって、実際に早稲田大学を訪れることが難しくても、大学の雰囲気や学生生活をイメージできるため、非常に需要が高いものであると感じています。今後も引き続き、充実した情報発信に力を入れていきたいと考えています。
1日のスケジュールを教えてください 。
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9:00 |
出社、メールチェック |
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9:30 |
研究プレスリリースの原稿の校正 |
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10:30 |
広報課定例ミーティング |
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11:30 |
英語ポッドキャストに関する制作会社との打ち合わせ |
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12:30 |
昼休憩 |
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13:30 |
プレスリリース発信準備 |
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14:00 |
プレスリリース発信 |
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14:30 |
大学ウェブサイト運用パートナー会社との打合せ |
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15:30 |
学術院ショート動画撮影のサポート |
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17:15 |
退社 |
常に新たな道を切り開く早稲田大学であり続けるために
広報課の業務において、どのような場面でやりがいを感じますか?
「知られていないことが前提」の国際広報業務におけるやりがいは、「どのようにすれば海外の方に関心を持ってもらうことができるのか」という試行錯誤を繰り返した結果、実際にメディア等に取り上げられて海外の方の興味を引くことができたと実感できることです。
例えば、昨年よりTikTokの運用を始めました。開始する前は、大学のブランドイメージに合わないかもしれないなどの懸念もあったようですが、海外の大学が洗練されたアカデミックな内容が掲載されているのを参考に、本学においてもブランドイメージを大切にしながらの発信することを心がけています。グローバルな視点に立ち、海外の情報も収集しながら、早稲田大学の魅力を世界に発信するための効果的な方法を考えています。
また、自分が関わった案件や取り組みが実際にメディアに取り上げられたのを見つけた時も嬉しく、成果として形に現れるとやりがいを感じます。
早稲田大学職員を目指す皆さんへメッセージをお願いします。
広報課という、社会との接点が比較的多い部署だからこそ実感しているのかもしれませんが、早稲田大学は社会から高い信頼を得ていると感じると同時に、常に道を切り開いていくことを期待されている大学であることを痛感します。 目まぐるしく変化する社会の中で、進化し続ける早稲田大学を支える一職員として、前例踏襲では不十分であり、ものごとに柔軟に対応する力と発想力が求められます。
また、総長が言うように、早稲田大学は「誰にでも居場所がある大学」で、様々なバックグラウンドを持つ人が集まっています。職員としても、自分の主張を固持し続けるのではなく、相手の立場に立ち、多様な考えや意見があることを理解し尊重する姿勢も大切なのではないでしょうか。
本学職員を目指している方にも、ぜひそのような姿勢を大切にしていただきたいと思います。