鹿児島県薩摩川内市は、令和4年5月に「SDGs未来都市」に選定され、サーキュラー(循環型)都市を目指しています。早稲田大学と薩摩川内市は、令和4年7月に持続可能な社会の構築に向けた資源循環の拠点「サーキュラーパーク九州」の実現に向けた連携協定を締結しました。早稲田大学は本事業において、資源循環に関する先進的な研究に加え、資源循環の実現に向けたソリューションといった観点から関わっていきます。
今回、薩摩川内市では、持続可能な社会の実現のために、市民のみなさんと一緒に薩摩川内市の未来をつくるさまざまな取組みを実施するにあたってのシンポジウムを3/12に開催しました。
前半の基調講演では、当センター副所長の所千晴教授がSDGs達成に向けての市民の役割について講演を行い、サーキュラーエコノミー達成のためにはパートナーシップで目標を達成することが重要であると説明しました。
また、後半のパネルディスカッションでは所教授がコーディネーターとして登壇し、SDGs達成に向けた市民の関わり方と、薩摩川内市のサーキュラー都市としての可能性について考えました。本シンポジウムを通して、SDGsやカーボンニュートラルは一部の研究や教育だけではなく、企業、市民といったあらゆる人の活動に深く関わっていること、また、非常に多様な形で、それぞれの立場から貢献することの大切さを共有しました。