本学は、大学独自の奨学金を数多く設けており、そのすべてが返済の必要のない給付型の奨学金です。2015年度の奨学費予算総額は36億円を超え、その規模は私大トップクラスを誇ります。2014年度には附属高等学院、芸術学校を含む本学学生・生徒の約4割が奨学金に採用されており、そのうちの約2割の学生が学内奨学金に採用されています。
<奨学金採用状況>
http://www.waseda.jp/inst/scholarship/supporters/distribution/
<奨学生の声>
http://wasedacard.jp/scholarship_voice
しかしながら、奨学金を必要とする学生に必ずしも十分な奨学金が行き渡っているわけではなく、Waseda Vision 150において奨学金制度改革は重要な課題のひとつとして考えています。
Waseda Vision 150「奨学金制度設計PJ」では、2014年度から継続的な奨学金制度改革と奨学金制度全般に関する見直しと検討を行っています。
奨学金制度設計PJでの検討状況について
1.奨学金制度改革例
◆入試前予約採用給付奨学金(めざせ!都の西北奨学金)制度の変更について地方出身者の更なる本学進学支援に向けて2015年度まで当奨学金への申請資格の一つとしていた「評定平均3.5以上」を2016年度入学者から撤廃し、また「高卒認定試験合格者」を申請可能に変更しました。この結果、一般入試・センター利用入試枠の申請者数が前年度比136名増加しました。
「めざせ!都の西北奨学金」
http://www.waseda.jp/inst/scholarship/aid/programs/pre-approved/
◆緊急奨学金の採用人数について
当年度内に主たる家計支持者の失職・廃業・死亡等または自然災害等による家計急変が発生した学生を対象とし、年2回夏季と冬季に採用しています。2014年度から採用者枠を大幅増とした当奨学金の2015年度の実績は以下のとおりです。
夏季採用 | 冬季採用 | 計 | |
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日本人等学生 | 19名 | 11名 | 30名 |
外国人留学生 | 12名 | 8名 | 20名 |
計 | 31名 | 19名 | 50名 |
ご参考:2013年度以前の採用者枠(年間) 日本人等学生10名、外国人留学生19名
2014年度以降の採用者枠(年間) 日本人等学生40名、外国人留学生40名
2.奨学金制度全般に関する見直しと検討
◆経済困窮者向けの奨学金制度の検討について
真に経済困窮していると想定される学生を対象に、入学検定料、授業料および生活費もフルカバーする制度の新設に向けて、ニーズを調査したうえで早期実現を目指し検討を進めています。
◆既存の奨学金制度の再活用に関する検討について
現在、教職員からの寄付を原資としている「教職員給付奨学金」を母体とし、教職員限定ではなく、一般・校友の方々からの寄付も含めた新たな奨学金制度の検討を進めています。
また、本学の奨学生の現状(経済状態、成績の推移など)を把握でき、各種奨学金の傾向や制度全体における課題発見とその解決、また新制度の開発に資する統計データの整備も進めています。
【本件に関する問い合わせ先】
学生部奨学課
[email protected] / 03-3203-9701
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◆核心戦略2「グローバルリーダー育成のための教育体系の再構築」
奨学金制度設計PJ
http://www.waseda.jp/keiei/vision150/core/02.html
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◆過去のNewsletterについて
以下のURLより過去のNewsletterを確認できます。
http://www.waseda.jp/keiei/vision150/newsletter/archive.html
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◆発信元・問合せ先
Waseda Vision 150事務局(担当:総長室経営企画課)
[email protected]
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以上