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「Re:mind―こころを整える時間―」開催報告
Fri 28 Nov 25
Fri 28 Nov 25
2025年10月28日(火)に開催いたしました、「Re:mind―こころを整える時間―」についてご報告いたします。
本イベントは、学内にある悩み相談窓口に加え、いつでもどこでも実践できるストレス軽減法やリラックス方法の紹介に重点をおくことで、本イベント自体をすべての学生の“こころの拠り所”として活用してもらうことを狙いとして実施しました。
学生参画・ジョブセンター(以下SJC)では、学生生活で悩みを抱える学生に向けて毎年メンタルヘルスに関するイベントを開催していますが、今年はイベント名をよりフランクなものにし、幅広い層に興味を持ってもらえるようにしたいと考え、「Re:mind―こころを整える時間―」に決定しました。
イベント名変更に伴い、昨年度と開催時期や内容の一部を変更し、よりフランクに学生の皆さんが参加できるイベントを目指しました。これまではイベントの開催時期を5〜6月に設定していましたが、夏休み明けで生活リズムの乱れやモチベーションの低下を感じやすい時期である10月に変更し、講義内容にもメンタル不調のサインや学期はじめのストレスに対する対処法を取り入れていただきました。
具体的な内容を紹介いたします。
樫木 啓二 先生
早稲田大学保健センター学生相談室 心理専門相談員(臨床心理士、公認心理師、特別支援教育士SV)
樫木先生には、秋学期の不調の原因になりがちなこと、体調への気づきのポイントをお話しいただいたのち、保健センター・学生相談センター・学生相談室のご案内をしていただきました。夏休みからの生活リズムの乱れや気温の低下などの季節的要因、一人暮らしの学生が陥りやすい帰省後のギャップ・孤独感など秋学期ならではの不調の原因を詳しく解説いただくことで自分の心身の状態に目を向け、見つめ直す時間となりました。また、手軽にできるリラックス方法を実践するミニワークショップもおこなっていただきました。日常生活の中でできるセルフケアの工夫や、相談先を知っておくことの重要性について理解を深める機会となりました。
講演の途中には手軽にできるリラックス法「手のひらほぐし」の実演も
石井映美 先生
早稲田大学教授・保健センター常勤精神科医、精神保健指定医、医学博士。
石井先生には「精神科・メンタルクリニックってどんなところ?」をテーマに、カウンセリングや相談との違いや、心療内科との違いを解説していただきました。また、大学生の年代にみられる代表的な心の不調(精神科の病気)について、人間関係や学業、就活といった実際の場面を交えてお話しいただき、身近な話題として理解を深めることができました。さらに、保健センター5階の「こころの診療室」を含めた、医療における診察の流れについて詳しく説明いただき、実際に困ったときの行動の仕方や受診までの具体的なイメージを持つことができました。
精神科・メンタルクリニックってどんなところ?
質疑応答コーナーでは、先生方に事前に参加者から寄せられた質問にお答えいただきました。限られた時間の中ですべての質問を取りあげることはできませんでしたが、少しでも皆さんの疑問や悩みの解消の一助となっておりましたら幸いです。
当日は大変多くの学生の皆さんがご参加くださいました。イベント開催後に実施したアンケートでは、イベント内容について、全ての方に好意的な反応を頂くことができました。「一度立ち止まって、ここ最近の生活を振り返るきっかけとなった」「日常におけるリラックスの方法や考え方を知ることができた」「大学においてメンタルヘルスに関する相談をどのように受け付けているのかわかった」などの声が寄せられ、多くの参加者の方に、“こころの拠り所”として活用してもらうことができました。今後も、実施するイベントをさらに良いものにすべく、皆さんからいただいた大変多くのご意見を存分に活かして参ります。
今後も、学生参画・ジョブセンター(SJC)では、皆さんの学生生活の一助となるようなさまざまなイベントを企画・実施して参ります。皆さんのご参加を心よりお待ちしております。
最後はSJC学生スタッフによるまとめ








