1.趣旨
米国のCSPC (The Center for the Study of the Presidency and Congress)が主催する「2022-2023 International Fellows Program」への参加学生を募集致します。このプログラムは、米国を中心とした各国のトップクラスの大学に所属する学生たちがワシントンD.C.に集まり、米国大統領制や議会制度、それを取り巻く政治政策課題等について米国政府機関やシンクタンクなどへの訪問や議論を行い、それぞれが設定した研究課題に沿った論文を作成するものです。若者の公共奉仕、リーダーシップ育成を目的とし、米国の他、日本、ブラジル、カナダ、ハンガリー、メキシコ、スペイン、英国等から毎年約70名が参加しています。
派遣者は例年10月に実施される秋学期リーダーシップ会議に参加し、自ら関心のある政治・政策に関わる課題について研究論文を提出し、翌年3~4月に実施される春学期リーダーシップ会議で発表することが求められてきました。しかし、今年度は新型コロナウイルスの影響で、2023年3月開催予定の春学期リーダーシップのみの渡航となる予定です。ただし、そのワシントンDCでのリーダーシップ会議に加えて、9月より原則毎月行われるオンラインでのセッションに参加し研究内容を深めていくことになります。
応募資格・応募条件・応募方法等詳細は以下を確認してください。
また、具体的なプログラムスケジュールが決まっていないため、「7. 注意事項」を含め内容をしっかり確認いただいた上で応募ください。
2.概要
(1)募集人数
1名
(2)スケジュール
【7/18更新】 7月18日(月)~24日(日)23:59 |
募集期間 |
8月8日(月) | 書類選考結果発表 ※応募者全員にWasedaメールでお知らせします。 ※合格者には、面接試験の詳細もあわせてお送りいたします。 |
8月23日(火)17:00~18:30 8月24日(水)17:00~18:30 |
面接選考試験 ※オンラインでの実施(一人15分程度)を予定しています。 ※面接対象者には、Wasedaメールで実施時間をお知らせします。 |
8月25日(木) | 面接選考結果発表 ※Wasedaメールでお知らせします。 |
(3)主な対象費用
- 渡航費(国際航空券)、米国内滞在費(一部の食費)、DCでの会議中の交通費はCSPCが負担。
- 日本国内旅費、米国内での医療費、海外旅行保険費用は自己負担。
3.応募資格
以下のすべてを満たしていること。
(1)早稲田大学に正規生として在籍する学部学生。留学中の学生も対象とする。大学院生の参加は不可。
- 例年米国側フェロー学生は、参加時に学部4年生が多い。日本側フェローとしては、基本的には学部の全学年を対象とするが、学部4年生の最終学年で応募する場合、春学期リーダーシップ会議期間 (2023年3月予定)の都合上、翌年度の進路として大学院進学を予定している者が望ましい。
- 全ての学科・専攻からの応募が可能。過去のフェローの専攻、副専攻は、「政治」、「歴史」、「国際関係」、「ビジネス」、「哲学」、「経済」、「公衆衛生」、「ジャーナリズム」等。
(2)プログラム参加期間も大学に在籍していること。
(3)日本国籍を保有していること又は日本への永住が許可されていること。
※プログラムを通じて、派遣国での経験を日本社会に還元し、将来日本から世界に貢献したいという意欲を有する学生を募集します。
4.応募条件
(1)成績優秀であること(GPA3.5以上、平均してA-の成績であること)。
- GPAの計算については、留学センターの定めるこちらの計算式をご利用ください。
https://www.waseda.jp/inst/cie/assets/uploads/2022/03/2022-2023_tebiki_jp.pdf
(留学の手引き 12ページ参照)
(2)語学能力において、原則TOEFL 100またはIELTS 7.0以上(英検やTOEICは不可)を有し、英語で議論する能力、ライティング能力について、米国学生と遜色ない能力を有していること。
(3)米国政治、国際関係への強い興味を持っているとともに、ディスカッションの場で自身の専門分野のみならず、文化、歴史、時事問題などを含めて幅広く日本について議論でき、貢献できること。グループ、チームワーク学習に積極的に参加できること。
(4)米国大統領制(U.S. Presidency)・米国議会等に直接関連するテーマでオリジナルの研究を行うこと。10-15枚の最終論文ならびにその他の提出課題を期日までに作成すること。その他、CSPCの要請に応じてop-ed やpolicy memoの作成等に応じること。
(5)2023年3月に日程が組まれる可能性のある春学期リーダーシップ会議に参加できること。また、渡航以外にもその前後(原則9月から翌年5月)にオンライン研修や発表等があるのであれば、受講すること。(大学や個人の都合を理由とした欠席や遅れての参加は認められないので注意すること。)
(6)選考プロセスである面接に参加できること。
面接実施日(予定): 2022年8月23日(火)、24日(水)17:00~18:30 一人15分程度
(7)早稲田大学の規定に基づき、米国でのリーダーシップ会議参加期間中の不慮の事故や疾病をカバーする海外旅行保険に加入すること。
(8)派遣が決定した後でも、不適格な行動が見られる場合、以降のプログラムへの参加を認めない場合があるので注意すること。
(9) 応募者は、プログラム参加に伴い、氏名、所属大学・専攻、学年の情報および発表資料や参加風景写真を、CSPCのホームページや報告書等に掲載することに同意したものとする。
5.応募方法
(1)提出書類(必ず電子メールで提出してください)
① 2022年度_CSPC申込書(MS-Word)
② 英文履歴書(CV)(書式自由、A4)
③ 英文成績証明書(GPA含まない)
④ 語学能力証明書 (原本コピー)
(2)提出先:①~④をすべて準備した上で、留学センター担当までメールで送付してください。
タイトルは「2022年度CSPC応募希望 氏名」とし、メール本文に学籍番号・所属学部名・Wasedaメールアドレスと携帯電話番号を記入すること。留学中の場合は、現地での連絡が可能な電話番号を必ず明記すること。
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(3)提出締切日時::2022年7月24日(日)23:59まで(厳守) 【7/18更新】
6.選考方法
出願締め切り後、書類選考を実施し、8月8日(月)に選考結果を通知します。
書類選考通過者は、面接選考に進んでいただきます。
面接の集合時間は、書類選考結果通知時にお知らせします。
*英語での面接となります。日時の変更はできませんのでご了承ください。
*その他面接の内容についての質問は一切受け付けません。
最終選考結果は、8月25日(木)にWasedaメールでご連絡する予定です。
7.注意事項
- 現段階での渡航スケジュールは2023年3月予定となりますが、事情によっては変更となる可能性があることを事前にご了承いただける方のみ応募してください。
- 状況によっては早稲田大学またはCSPCの判断で、留学中止もしくはプログラム形態が変更(オンライン等)となる場合があります。
- 平時とは違い、留学先国(アメリカ)への滞在 Visa・日本入国のためのVisa等の取り扱いが複雑となり、入国・出国時の制限が厳しくなる可能性があります。常に現地の大使館や関連 WEB サイトで必ず最新の情報(必要書類・申請料・申請期間等)をご自身で確認するようにしてください。
8.個人情報の取り扱い
提出書類に記載された情報は、早稲田大学留学センターを通じてCSPCに提供されますので、予めご了承願います。なお、いただいた情報は、厳重に管理の上、本目的以外には使用致しません。
【関連URL】
CSPC概要:https://www.thepresidency.org/mission
【問い合わせ先】
早稲田大学留学センター4階 [email protected]
-2013-2014参加学生の声- 早稲田大学卒業生 庄司 航平
CSPC International Fellows Program は貴重な機会を数々与えられるプログラムであります。一方で、それを最大限に活かすためには相当の覚悟、準備、知識、コミュニケーションスキル、そして勇気が必要だと感じました。プログラムの詳細に記載されているように、世界中のトップレベルの学生、政府高官及び高ランクの国際機関職員など、普段ではお会いできない人々と少人数でディスカッションをするイベントが多数あります。ここで勇気を振り絞り、会議までに重ねてきた準備や知識を活かし、ハイレベルなディスカッションに貢献できれば貴重な意見や情報を聞くことができます。さらに、場合によっては連絡先を頂くことができ、今後の情報収集、ネットワーキングにおけるかけがえのない財産となる可能性すらあります。また、自由時間については、Ivy League校をはじめとするそれぞれの大学内の選抜を潜り抜けてきた優秀な学生とパーソナルなレベルで交流する機会でもあります。他にもアメリカ政治の中心というユニークな環境を活かし、例えば事前に普段日本ではお会いできないような方々と個人的に連絡を取り、面談を入れたりすることもできます。ただし、当プログラムではあくまでこのような機会が与えられるだけです。ディスカッション中に何も発言せず、自由時間にテレビを見ていても、すべてのタスクを終えることはできます。しかし、これではあまりにもったいないと思います。当プログラムは、大学時代最大のハイライトとなり得ますし、今後の人生における貴重な財産をいくつも得られる機会でもあります。以上を踏まえ、CSPC International Fellows Programを最大限に活かせると思う方々には、奮って応募いただきたいと思います。
-2012-2013参加学生の声- 立命館大学卒業生 吉川 睦 (2013 Moffet Award受賞)
CSPC International Fellows Programの一番の魅力は、アメリカ現代政治、外交や国際経済、リーダーシップなど幅広い分野のゲストスピーカーから話を聞くことができ、それだけではなく、その場で意見交換ができることだと感じました。年に2回ある会議は、前半のInternational Fellowsだけで、ペンタゴンやアメリカ国務省、シンクタンク、大使館などを訪問するフィールドスタディと、後半のアメリカ人学生と合流し、ホテルの会議室で開かれるPresidential Fellows Conferenceに分かれています。実際にワシントンD.C.で働いている人に会い、話を聞き、質問をする、アメリカならではのインタラクティブなプログラムです。
私は、このプログラムを通して、アメリカ政治はもちろんのこと、今アメリカ人学生が何を考えているのか、どういうキャリアを描いているのか、ディスカッションにはどのように参加したら良いのか、などの実践的な知識も学ぶことができました。
応募を考えている人へ。全体を通して、とても詳しいアメリカ政治や歴史の知識が問われます。また、政治家やジャーナリストやリサーチャーとしての働き方などの話もたくさんあります。アメリカ政治専門の方、政治家志望の方、現在大学生で大学院志望の方等に是非、応募して欲しいと思います。