2015年度派遣冬募集から新たな専攻分野(国際関係学)が加わりました!
2013年に本学とアメリカの五大湖・中西部私立大学連盟(GLCA/ACM)は交流を開始し、50年の歴史を迎えました。この50年間で、GLCA/ACMの大学から約1,500名の学生が本学で学び、また、本学からもほぼ同数の学生がGLCA/ACM各校でかけがえのない学生生活を過ごしました。これらの学生は、卒業後も学術、産業、行政、あるいは文化や国際交流などあらゆる場面において日米の架け橋となっています。また、この長きにわたる交流の歴史こそが現在の早稲田の国際化の基礎を築いたといっても過言ではありません。
交流51年目を迎える本年、これまでの交流実績と深い絆をもとに、本学とGLCA/ACMの加盟校であるEarlham College(アーラムカレッジ)との間で、ダブルディグリープログラムを開始することになりました。これは本学において、米国初の学部ダブルディグリープログラムとなります。早稲田で3年間、Earlhamで2年間、計5年間を通して2大学の学位を取得するプログラムです。少人数教育が徹底されたリベラルアーツカレッジにおいて、本学では学ぶことができない分野を専攻することもできる、これまでにない魅力的なプログラムです。
Q. GLCA/ACMって何ですか?
GLCA はGreat Lakes College Association の略。ACM はAssociated Colleges of the Mid-West の略です。アメリカ中西部/シカゴを中心とした8つの州に位置する、優れた教育レベルを誇る26のリベラルアーツ大学の連盟の略称です。
Q. リベラルアーツ大学って何ですか?
アメリカには伝統的に、大学院やビジネス/ロースクールに進学する前に徹底的にリベラルアーツの教育を受ける、つまり教養教育を重視する考え方があります。州立大学が一般的には1万人から4万人という 大規模である一方、リベラルアーツ大学は小さい大学でわずか800人、最大でも3,000人規模です。1クラスが5人から15人程度の徹底した少人数授業が行われ、4年間を通して「自ら考え抜く力」を身に付けます。
Q. アーラムカレッジってどんな大学ですか?
1847年設立。米国インディアナ州リッチモンドにあるリベラルアーツカレッジです。学生数は約1,100名であり、うち20%が留学生です。徹底した少人数教育(教員:学生比率は10:1)のもと、「自らで考え抜く力」を身に付けた学生の多くは卒業後に世界有数の医学・法科等の大学院に進学します。クェーカーの流れを汲んでおり、平和主義、平等主義、人道主義をモットーとしています。
Q. ダブルディグリープログラムの内容はどのようなものですか?
対象者は早大全学部生です。2年間の留学を通して、アーラムならではのユニークな教養科目と、専門分野(国際関係学、英文学、宗教学または物理学から選択)を勉強します。本学における学部や専攻は問いません。但し、専攻によっては渡米前に履修が必要となる科目もあります。早大2年次または3年次の秋学期から2年間の留学をしたのち、早大所属学部での一定期間の履修を経て、両大学の学位を取得します。本プログラムに参加する学生は計5年間の在籍が必要となります。詳細はこちらから。