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【2018年度新設!】海外フィールドワーク・プログラム(短期) 参加者インタビュー 

2018年度からスタートした、海外初心者向けの留学プログラムである「海外フィールドワーク・プログラム」。
今回は、そのプログラムの一期生としてシンガポールに留学をした教育学部1年の大空理人(おおそら・まさと)さん、文化構想学部1年の中野珠希(なかの・たまき)さんにインタビューをしました。
お二人はこのプログラムから何を見つけ、何を感じたのでしょうか?


はじめに、お二人がこのプログラムに行こうと思ったきっかけを教えてください。


私は割と日本が好きで、ずっと日本にいたいと思っていたのですが、大学に入って特に目標もなく過ごしていて、それを見て見かねた母親に「ちょっと何かしてみたら」って言われて。その時ちょうど偶然このプログラムを見つけて、行ってみようかな、と思ったのがきっかけです。


僕は留学自体、1年生のうちにちょっとだけ行こうかな、と思っていたんですが、最終的な決め手になったのは、友達が一緒に応募したということですね。一人だったら若干躊躇いがあったのかもしれないですけど、一緒に誰か知っている人がいたのは大きかったです。


「留学するのは怖いな」と行く前に感じたことはありましたか?


怖いなぁというのは感じませんでしたが、不安な部分はありました。例えば、ちゃんと自分がやってきた英語が通じるのかなとか、ちゃんとシンガポールの学生と交流ができるのか、ということは不安に思っていました。


現地に行ってみた後で、カルチャーショックはありましたか?


シンガポールの中でも、いろいろな宗教・民族・食べ物があったので、そういうのって日本ではあんまり見られないことかな、と思いました。例えば食べ物でも、インドの人が多いところだったらカレー、中国人の多いところだったら中華、みたいな。多様性を感じました。


カルチャーショックと言えるかわからないですが、盛り上がり方、国民愛みたいなものがすごかったです。日本では建国記念日はあるけど、その日に花火とかあがらないし、花火の見方も全然違いました。日本人は静かに見ているけど、シンガポールの人は上がるたびにイエーイ!みたいな。


僕たちはちょうどシンガポールのナショナルデイに留学していたんです。だからというのもあるんですが、みんな赤い服を着て、どこに行っても「シンガポール!シンガポール!」っていうかんじで。お店でもシンガポールの独立記念日だから安くしますよ、というのを見たりしました。そういうのは日本にはないなって思いました。


今は割とどんな情報でもインターネット上で手に入る時代だと思いますが、ネット上では見つけられなかったな、と思うこと、また実際に行ってみてよかったな、と思ったことはありましたか?


行ってよかったと思うのは、実際に現地の人と関われたことです。考え方というのはいくら動画でも伝えられない部分も多いし、実際自分が現地に行って、一つ一つの行動にも文化の違いを感じることができたのは、ずっと現地の環境に、新しい刺激を受けられる現場にいられたからだと思います。


シンガポール経営大学の学生さんとのグループワークでも考え方の違いを学びましたか?


考え方というか、「頭いいな」って(笑)。


論理的思考力が備わっているな、と思いました。


それはシンガポール人だから英語が日本人より上手だというだけではない、ということでしょうか?


話している内容のレベルが高かったと思います。日本語でもちょっと難しいことを話している。


ダノンの課題をいただいたとき、僕らは「これをこうしたらいいのかな?」と手探りだったんですが、シンガポール人学生は、「でもここが少し弱いかもしれないから、こういう順序で組み立てた方がいいよ」って言ってくれたりとかして。大人からフィードバック受けたみたいだった(笑)自分の未熟さに気づくきっかけになりました。


現地で困ったことはありましたか?


それこそ英語ができなくて、伝わらないこともあったし、それはすごく困りました。


英語が通じなかったとき、どのようにコミュニケーションを取りましたか?


とりあえず英語と日本語のごちゃまぜで話していました。でもむこうの学生さんがすごく聞いてくれて、つたない英語でも何回もわかるまで聞き返してくれて、伝わらなくて困ったというよりは相手に申し訳ないっていう気持ちが大きかったかもしれないです。


逆にそうしないと、せっかく聞いてくれているのに、最後まで伝えないと、という気持ちになりました。


今回の留学を経て、今後もう少し長い期間留学してみたいと思いましたか?


今絶対しようとは思っていないんですけど、もし行くなら半年ぐらい行きたいと思っています。今回1週間だと、ちょっとやっと英語が聞き取れるぐらいでした。2ヶ月とかでも、聞き取れるぐらいになると思うけど、自分で話せるぐらいにはならないと思っていて、行くなら半年ぐらい留学した方が、モチベーション的にも頑張れるのかな、と思います。


僕は語学留学をしたいと思っています。10日間行ってみて正直感じたのは、例えば教育学部だったら、教育のことについて英語で学んだりしたいのであれば、もっと長い期間やった方が絶対に力がつくな、ということです。1か月でも十分コミュニケーションのスキルは上がると思うけど、それより上のものがほしいのであれば、半年とかの留学になると思います。僕は今度中期プログラムに挑戦しようと思っています。


中期プログラムというのは語学プログラムですか?


そうですね。語学がたりないというのに気付いたので、そこを強めたいなと思いました。留学フェアに行ったら、説明会でTOEFLスコアなしでも行けるプログラムがあると知って、応募しました。


それでは最後に、これから留学に行こうか迷っている人たちにメッセージをお願いします!


海外怖いな、とか思っていても、行ってみなきゃわからないし、別に海外だからって壁を作るのはもったいないと思います。規模を小さくすると、私も福岡から東京に一人で上京したんですが、それがちょっと変わって、飛行機乗ってみて、言語が違っていただけであって、どんな国の人であっても同じ人間だしっていうのを感じました。最初の1日2日は戸惑うことも多かったですが、だんだん慣れていって、そこから楽しいことがたくさんありました。なので、自分から壁を作ってチャレンジしないのは本当にもったいないと思うので、飛び込んでみたらいんじゃないかな、と思います。


言いたいことほぼ言われてしまいました(笑)じゃあ、具体的な例を挙げながら言うと、僕は山口出身で、山口では無人の駅が当たり前なので、東京の駅には人がいるってことにまず驚きを感じて。最初の数日間ぐらいは誰も知り合いがいないし、不安だったんですが、だんだん東京の環境にも慣れていきました、人間なので。今はちゃんと自動改札もピッてできるし(笑)それって結局海外に場所を置き換えてみても、過程としては同じかなって思います。それはただ飛行機の搭乗口でチケットをピッてやるか、ピッてやらないかの違いなだけで。あんまりわかってないのに「ここはこういうところだからいいや」って決めつけたり、「YouTubeとかで見ればいいや」って現地に行かなかったりするのと、現地に直接行って、実際に人と交流して、「こういうところだったんだ」と思うのは、レベルとして全然違うことだと思うので、実際に行ってみることが大切だと思います。留学ってまだ金銭的な面とかでも不安な面は多いと思うんですけど、実際僕も留学の奨学金をもらったので、自分で考えてやればどうにかなる面もあると思います。とりあえずやってみることが大事じゃないかな、と思います!


ありがとうございました!

お二人が参加した「海外フィールドワーク・プログラム」についての詳細はこちらから!2019年のプログラムは4/22(月)募集開始です!
留学センター 短期留学プログラム(春季夏季休業中)はこちらから

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