Advanced Collaborative Research Organization for Smart Society (ACROSS)早稲田大学 スマート社会技術融合研究機構

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JST-CREST126配電線モデルを国内外で公開(データご希望の方は、こちらをご参照下さい)

スマート社会技術融合研究機構は、東京電力パワーグリッド株式会社、 中部電力パワーグリッド株式会社、関西電力送配電株式会社と共同で、配電系統モデルを開発しました。

JST-CREST126 配電線モデルは、各社提供の実配電線データに基づき、早稲田大学が構築した1配電線規模の仮想配電系統モデルです。

配電線モデルの公開に伴い、実配電線での実測値に基づいた需要家データも公開しております。

公開モデルのデータご希望の方は、下記の利用条件承諾書に必要事項をご記入の上、下記アドレスまでお送り下さい。

◆利用条件承諾書 : WORD版、 PDF版

◆送付先 : [email protected]

公開データセットについての説明は下記の通りです。

 

# 公開データ一式

・01_NWtopology

配電線モデルのネットワークデータ一式。詳細は下記の通り。

 

– Hline.csv

本ファイルは、高圧配電線情報を示す。 各列は次の情報を含む:

PriNode name、 SecNode name、 Line type、 Length [m]、 Tie-line(0)/feeder(1)

 

– Hload.csv

本ファイルは、高圧需要家の接続箇所を示す。 各列は次の情報を含む:

Node name、 Medium voltage load name、 Load capacity (kW)、 Power factor (%)

 

– Hnode.csv

本ファイルは、高圧ノードの経緯度情報を示す。 各列は次の情報を含む:

Node name、 Latitude、 Longitude

 

– Lgenerator.csv

本ファイルは、低圧発電機の接続箇所を示す。 各列は次の情報を含む:

PoleTrans_Name、LNode Name、 Low voltage generator name、 Capacity (kVA)、 Power factor (%)

* 対象の低圧発電機が存在する柱上変圧器名称をPoleTrans_Name、 低圧ノード名称をLNodeとして示す。

 

– Lline.csv

本ファイルは、低圧配電線情報を示す。 各列は次の情報を含む:

Pri_LNode name、 Sec_LNode name、 Line type、 Length [m]

 

– Lload.csv

本ファイルは、低圧需要家の接続箇所を示す。 各列は次の情報を含む:

PoleTrans_Name、 LNode name、 Low voltage load name、 Load capacity (kW)、 Power factor (%)

* 対象の低圧需要家が存在する柱上変圧器名称をPoleTrans_Name、 低圧ノード名称をLNodeとして示す。

 

– Lnode.csv

本ファイルは、低圧ノードの相対位置情報を示す。 各列は次の情報を含む:

PoleTrans_Name、 LNode Name、 X、 Y

* XY座標は、対象の低圧系統のみで考えたXY座標

* PoleTrans_NameとLnode Nameが一致する低圧ノードはダミーノード

 

– Poletrans.csv

本ファイルは、柱上変圧器の接続箇所を示す。各列は次の情報を含む:

Node Name、 PoleTrans_Name、 Lnode Name、 Capacity(MVA)、 %R、 %X、 Primary tap voltage of pole trans. (V)、 Phase、 Section

* Node Name が対象の柱上変圧器が接続する高圧ノード名称

* Lnode Nameが柱上変圧器直下の低圧ノード名称

* %R、 %Xは自己容量換算

 

– SVR.csv

本ファイルは、SVR情報を示す。 各列は次の情報を含む:

Node Name、 SVR name、 Capacity (MVA)、 %R、 %X、 Primary voltage (kV)、 Secondary voltage (kV)

 

– Switch.csv

本ファイルは、区分開閉器の接続箇所と開閉状態を示す。 各列は次の情報を含む:

Node name、 PriNode、 Switch name、 On (0)/off(1) states

* PriNodeは、開閉器の電源側ノード名称

 

– Trans.csv

本ファイルは、配電用変電所における変圧器の情報を示す。 各列は次の情報を含む:

Node name、 Trans. name、 Capacity [MVA]、 %R、 %X、 Primary voltage [kV]

* %R、 %Xは自己容量換算

 

– impedance.csv

本ファイルは、配電線の線種のインピーダンスを示す。 各列は次の情報を含む:

Line type、 R [ohm/km]、 L [H/km]、 C [micro F/km]

 

 

・02_LoadData

高圧/低圧需要家のサンプルデータ一式。

“Hload.csv”のMV_LoadName、“Lload.csv”のLV_LoadName、に対応し、重負荷・軽負荷の5分刻み値。

詳細は以下の通り。

 

– Feeder_PQ.csv

配電線根本における有効電力、無効電力値。早稲田大学での潮流計算による結果。

 

– HLxx.csv

高圧需要家”xx”における電力消費データ

 

– TRxxLLyy.csv

高圧ノード”xx”に接続する柱上変圧器以下に存在する低圧需要家”yy”の電力消費データ

 

# 注意書き

・“Hnode.csv”の経緯度情報、“Switch.csv”の幹線間の接続情報、“Poletrans.csv”の柱上変圧器の接続情報、“Lnode.csv”の低圧系統の相対的位置座標、“Lline.csv”の低圧線の接続情報、については早稲田大学が付与した仮想的な情報です。

・特に、”Hnode.csv”は、実際の配電線の経緯度情報とは全く関係がなく、”Lnode.csv”についても、描画のためにXY座標としており、実際の配電線、線路長とは関係がありません。

・“impedance.csv”の配電線情報については、一般社団法人 日本電線工業会出版の”電線要覧 2013″に基づいて 早稲田大学が作成したものです。

・ 電力需要特性は、実配電系統での計測電力値、ビルなどで実測された電力消費データ(SII エネマネオープンデータ ※1、一般家庭の計測情報(NEDO「集中連系型太陽光発電システム実証研究」※2)などに基づいて、早稲田大学にて作成したデータとなります。

・ 1時間粒度の作成データを線形補間にて5分値データに変換しており、実際の需要家情報とは全く関係がありません。

 

 

※1 EMSエネマネ OPEN DATA

https://www.ems-opendata.jp/

 

※2 NEDO「集中連系型太陽光発電システム実証研究」事業

https://www.nedo.go.jp/activities/ZZ_00229.html

 

# その他

無断転載・無断商用利用、第三者への配布・提供禁止

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