Kagami Memorial Research Institute for Materials Science and Technology早稲田大学 各務記念材料技術研究所

その他

Premiere 6.0

概要

プロフェッショナルのためのデジタルビデオ編集ツールです。

インタフェイス

プロジェクトウィンドウ

Premiereで素材として使用するビデオ、静止画像、シーケンスファイル、オーディオといったクリップはこのプロジェクトウィンドウで管理されます。プロジェクトウィンドウでは、プレビューエリアとビンエリアが表示され、読み込まれているファイルを把握しやすいように設計されています。

モニタウィンドウ

クリップのプレイバックをはじめ、インポイント・アウトポイントやマーカーの設定、タイムラインへのインサートやクリップの削除、トリミングなど、編集に関わる設定を行います。ソースとプログラムを同時に表示するデュアル表示やプログラムのみを表示するシングル表示が用意されています。ソース表示は素材となるクリップを確認するためのウィンドウで、プログラム表示はタイムラインでの編集結果を確認するためのウィンドウです。ソース表示で素材の確認やインポイント・アウトポイントを設定し、プログラム表示でその編集結果を確認するという流れになります。

タイムラインウィンドウ

このウィンドウは横方向が時間軸、縦方向がトラック(レイヤー)になっています。トラックはビデオとオーディオをそれぞれ99トラックまで増やすことができます。
バージョン6.0から、このタイムラインウィンドウからキーフレームを編集できるようになりました。エフェクトコントロールパレットとキーフレームトラックを併用することで、より細かくエフェクトをコントロールできます。オーディオトラックでは、オーディオ波形、ボリューム調整、パン調整の表示を切り換えるトラックボタンが装備されています。

編集ツール

素材の読み込み

プロジェクトで利用するビデオ、オーディオ、静止画像などのクリップを、さまざまなソースから読み込むことができます。IEEE 1394 (FireWire/i.Link)を利用すれば、直接DVビデオやオーディオをキャプチャすることができます。
読み込めるファイルには、Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorで作成されたTIFF/JPEG/PICT/Targa/BMPといった静止画フォーマット、静止画のシーケンスファイル、WAV/AIFF/MP3/SoundEditといったオーディオフォーマット、QuickTime/AVI/WMFといったムービーフォーマットがサポートされています。

DVキャプチャ

強力なDVデバイスコントロールを内蔵しているので、IEEE 1394ポートを装備しているコンピュータとDV機器を接続するだけで、DV機器からの取り込みが可能です。このDVデバイスコントロールは、民生用モデルからSony DVCAMといった業務用モデルまで、数多くのDV機器を内部的にサポートしており、DVデバイスのメーカー名とモデル名を指定するだけで、設定値がその機種に最適化されます。非正方形ピクセルのアスペクト比や16:9のワイドスクリーンにも対応しています。

ストーリーボード

バージョン6.0から装備された「ストーリーボード」は、編集に入る前に全体のラフカットを組み立てる「絵コンテ」のような使い方ができ、作品の演出に合わせてクリップを並べたシーケンスを「タイムラインに自動配置」で、タイムラインに送ったり、指定したビデオ出力ディスプレイに「ストーリーボード」ウィンドウのクリップを直接再生させることができます。
「タイムラインに自動配置」を実行することで、ビンに収められているすべてのクリップ、あるいは選択したクリップのシーケンスを、ストーリーボードウィンドウやプロジェクトウィンドウからタイムラインへ、自動的にその順番で並べることができます。また、単に配置するだけでなく、事前にオーディオトラックのリズムに合わせてマーカーを設定しておけば、自動的に、マーカーを付けたタイミングにクリップが振り分けられるので音に合わせた編集にとても便利です。

トランジション

ビデオクリップの間に、トランジションを適用して、クリップの切り替えに効果を付けることができます。Premiereには、ディゾルブ、ワイプ、ドアなど、70種類以上のトランジションが用意されています。トランジションパレットからタイムラインにドラッグするだけで、プログラムにトランジションを加えることができます。

エフェクト

Adobe After Effectsのビデオエフェクトを始めとして、数多くのオーディオ、ビデオエフェクトを搭載しています。

コンポジット-合成

Premiereでは、コンポジット-合成の機能が搭載されています。
コンポジットとはスーパーインポーズやキーイングとも呼ばれ、アルファチャンネルなどのマスク情報や背景色から抽出した色情報(ブルーバック撮影によるクロマキー合成が有名です)を利用することによって、複数のクリップを互いに重ね合わせ、それぞれのクリップの選択された部分を含む合成を行います。
コンポジットは、タイトルやクレジットなどをムービーにはりつけたり、ビデオクリップ中の人物の背景のシーンを変更したりする場合などで利用されます。

オーディオツール

ゲインとパンニング

オーディオクリップのゲインは、タイムラインの赤いボリュームラバーバンドの移動やオーディオミキサーのボリュームフェーダーを上下にドラッグすることによって調整することができます。オーディオミキサーのオートメーション機能を使ってオーディオの調整を行うと、その調整の結果が自動的にクリップのボリュームラバーバンドに反映されます。
タイムラインのオーディオトラックにある赤色のラバーバンドがゲインの調整なのに対し、青色のパンラバーバンドがLRの調整になります。ラバーバンドの操作かオーディオミキサーのパンニング用のつまみを左右に回すことで、それぞれのチャンネルを調整することができます。オーディオミキサーのオートメーション機能を使って自動的にクリップのパンニングラバーバンドを反映させられるのはゲインの調整と同様です。

オーディオミキサー

プロフェッショナルレベルのミキシングツールとしてオーディオミキサーを搭載しています。このツールはMAルームのマルチチャンネルミキサーコンソールをベースにデザインされており、99までのオーディオトラックのゲイン、フェード、パンを調整をすることができます

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