Kagami Memorial Research Institute for Materials Science and Technology早稲田大学 各務記念材料技術研究所

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早稲田大学材料技術研究所 計算材料科学連続セミナー(構造材料第2シリーズ) オンライン開催 5/12~7/4

早稲田大学材料技術研究所 計算材料科学連続セミナー(構造材料第2シリーズ)2023年5月~2023年7月 オンライン開催

 

主催:早稲田大学 各務記念材料技術研究所/環境整合材料基盤技術共同研究拠点

材料科学研究における計算の重要性は近年ますます高まっています。時間とお金をかけた実験でなくても、計算によってある程度の精度で材料特性の予測が可能になりつつあること、また実験で得られるデータ量が膨大となり、シミュレーションを含めた数値解析が必須となっていること、などが理由です。

早稲田大学材料技術研究所はこれまでに、学外者向けの材料科学のセミナー(オープンセミナー、教育プログラム)を定期的に開催してきた実績があります。こうした経験を生かし、2021年度から、文部科学省の共同利用・共同研究拠点として計算材料科学連続セミナーを実施しております。

本セミナーでは、構造材料をターゲットにしたミクロからマクロにわたる幅広いスケールでの有限要素シミュレーションに関する基礎と応用について、セミナーを実施いたします。具体的には、有限要素法のプログラムの基礎となっている理論的背景から、金属加工のための非線形解析、性能を最大限に発現させるトポロジー最適化、複合材料の均質化法に基づくマルチスケールシミュレーション手法について適用事例を交えながら4名の先生に解説頂きます。

(2023年度後期は「化学材料」の第2シリーズが開催される予定です。)

フライヤーのダウンロードはこちらから

1.日時

計算材料科学連続セミナーの構造材料第2シリーズは、4回に分けて開催いたします。
各回の開催日時、講演タイトル、および講師(敬称略)は以下の通りです。

第1回
5/12(金)10:00-16:00 ※12:00‐13:00 昼休憩
「有限要素法の基礎と複合材料への応用」
末益 博志(上智大学名誉教授)

第2回
6/1(木)13:00-15:30、6/2(金)13:00‐15:30 ※計300分
「金属材料加工のための非線形有限要素シミュレーション」
浜 孝之(京都大学 エネルギー科学研究科 エネルギー応用科学専攻 資源エネルギー学講座 教授)

第3回
6/13(火)10:00-16:00 ※12:00‐13:00 昼休憩
「トポロジー最適化の基礎と積層造形及び複合材料開発での活用について」
竹澤 晃弘(早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 機械科学・航空宇宙学科 教授)

第4回
7/3(月)13:00-15:30、7/4(火)13:00‐15:30 ※計300分
「均質化法/有限要素法に基づく先進構造材料のマルチスケールシミュレーション」
松田 哲也(筑波大学 理工情報生命学術院 システム情報工学研究群 構造エネルギー工学 准教授)

2.開催方法

オンライン(Zoomミーティング利用)

3.セミナー内容の詳細

講演タイトル
日時
講師(敬称略) 講演内容
第1回
「有限要素法の基礎と複合材料への応用」
5/12(金) 10:00-16:00
※12:00‐13:00 昼休憩
末益 博志  近年構造・材料設計に有限要素法が広く利用されている。有限要素法で正しい解が導かれるには、数学理論に基づいて膨大なプログラムが構築されているからであり、また数学的に保証されているので新規な手法の導入が可能になった。本セミナーではこのプログラムの基礎になっている変分原理とのかかわりを解説する。本セミナーの後半では有限要素法が複合材料の構造問題にどのように使われているのかを概説し、複合材料の問題の理解と有限要素法の効用に関して解説する。
第2回
「金属材料加工のための非線形有限要素シミュレーション」
6/1(木) 13:00-15:30
6/2(金) 13:00‐15:30
※計300分
浜 孝之  自動車をはじめとする輸送機器では、軽量化に資する素材と加工プロセスの適用拡大が喫緊の課題であり、シミュレーションを用いた工程設計支援が不可欠となっている。本講義では、金属材料加工のための有限要素シミュレーションについてその基礎的な考え方を概説する。また、昨今注目されている結晶塑性モデル(結晶粒レベルの微視変形に基づき巨視的変形を予測するマルチスケール解析手法)についても、その基礎と適用事例を紹介する。
第3回
「トポロジー最適化の基礎と積層造形及び複合材料開発での活用について」
6/13(火) 10:00-16:00
※12:00‐13:00 昼休憩
竹澤 晃弘  近年、積層造形技術が著しく発展し、ものづくりでの活用法が活発に検討されている。従来の製造法では難しい複雑な形状でも製造できることから、性能と見栄えの良い構造を創出する手段として、構造最適化、特にトポロジー最適化が関連技術として注目を集めている。本講義では、このトポロジー最適化の基礎について解説するとともに、積層造形品及び複合材料の設計に活用した例を紹介する。
第4回
「均質化法/有限要素法に基づく先進構造材料のマルチスケールシミュレーション」
7/3(月) 13:00-15:30
7/4(火) 13:00‐15:30
※計300分
松田 哲也  複合材料等の先進構造材料は、μmオーダーのミクロ構造から、mmオーダーのメゾ構造、さらにはmオーダーのマクロ構造まで、多階層的なマルチスケール構造を有しており、その特性解析・構造解析にはマルチスケールシミュレーションが有用である。本セミナーでは、均質化法/有限要素法を用いたマルチスケールシミュレーション手法について解説するとともに、複合材料等への適用事例を紹介する。

4.受講修了証の発行

以下の要件を満たした方には「受講修了証」を発行いたします。
・第1回から第4回まですべての回を受講すること。
・第4回受講終了後、所定のアンケートに回答すること。

5.申込手続き

参加費:無料

申込フォーム:こちらのページから

4回全部に参加しても、個別の回に参加しても、どちらでも結構です。
受付期間は各回の日程の1週間前の17:00までです。※第1回のみ5/8(月)17:00締切

6.お問い合わせ

早稲田大学 各務記念材料技術研究所  [email protected]

早稲田大学各務記念材料技術研究所
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-8-26
TEL 03-3203-5166 FAX 03-5286-3771

Dates
  • 0512

    FRI
    2023

    0704

    TUE
    2023

Place

オンライン

Tags
Posted

Tue, 11 Apr 2023

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