分析機器室では多機能ダイヤモンドワイヤーソー(DWS 3500P)を新規導入しました。
この切断装置は実体顕微鏡搭載による高精度位置合わせが可能であり、5μm以内の断面粗さ加工を実現することができます。既存の装置(ファインカッターやロースピードソー等)のように冷却水や油を必要とせず、ドライカット加工であることから、試料の表面汚染を防止するとともに、酸化しやすい試料に対しても最適なものとなっており、イオン研磨装置(クロスセクションポリッシャ)などの前処理装置としても利用することができます。更にアクセサリーとして3軸ゴニオメーターを搭載することにより、サンプルの切出し角度を調整でき、結晶方位解析、X線回析などの試料作製に際し、角度を決めて切断することが可能です。利用料金は無料です、是非ご利用ください。
利用相談・お問い合わせ先: 材料技術研究所 分析機器管理室(42-1-304室) Tel.03-5286-3773 (内線74-2183)
- 多機能ダイヤモンドワイヤーソー DWS 3500P
- 電気基板の切断画像
- 3軸ゴニオメーターによる切断画像
使用概要
切削力が高く、線径の細い(φ0.17mm or φ0.3mm)ダイヤモンドワイヤーで切削することにより断面粗さは5μm以内の高精度が得られ、大幅な処理工程時間の短縮を実現
設置場所
42-1号館 310号室(試料作成室2)
利用料金
無料
参考:試料作成装置一覧