Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

コミュニケーション文化差の神経相関の検出及び言語獲得への影響の検討(2期目)

Neural correlates of cultural differences in communication and their impacts on language acquisition
  • 研究番号:24P09
  • 研究分野:interdisciplinary
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2024年04月〜2027年03月

代表研究者

酒井 弘 教授
SAKAI Hiromu Professor

創造理工学部 英語教育センター
Center for English Language Education

URL:http://www.blit.sci.waseda.ac.jp/member.html

研究概要

本プロジェクトは、日本学術振興会科学研究費・特別推進研究「アジアと欧米:コミュニケーションの文化差から言語の獲得過程を探る(研究代表者:馬塚れい子・理工学術院総合研究所客員上席研究員)」、基盤研究S「人間の記号処理能力の基盤を探る-言語の形式と意味をつなぐ認知神経システムの解明(研究代表者:酒井弘・理工学術院教授)」、挑戦的研究(開拓)「数の概念獲得と意味処理はどこまで言語相対的なのか-類別詞言語からの検討(研究代表者:酒井弘・理工学術院教授)」の一部として推進されるものである。
具体的には、(1)脳磁図(MEG)、脳波(EEG)、機能的核磁気共鳴画像(fMRI)を使用した脳機能計測実験を実施して、日本、中国、韓国等複数の言語の形式(音声)と意味(概念)がどのように神経活動として脳内で表現されているかを明らかにするとともに、言語が異なることで神経表現にどのような相違が観察されるかを探る。そして、(2)神経活動の言語間相違が、母語および外国語の発達と学習にどのように影響を及ぼすのかを検討する。さらに、(3)言語と文化の相違が、言語を通して獲得されると言われている数の概念の獲得及び神経表現にどのように影響を及ぼしているかを明らかにする。
研究成果は、幼児の母語発達、児童及び成人の非母語学習、さらには数学的能力の発達と学習に言語差と文化差が及ぼす影響を明らかにするという学術的意義を有する。さらに文化差と言語差を考慮に入れた発達支援プログラムや教育カリキュラム開発などに応用する社会的価値が見込まれる。

年次報告

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