Graduate School of Public Management早稲田大学 公共経営大学院

その他

「フィールドスタディ(地域創成)」参加報告

公共経営大学院1年
日南 亜依子

(1)プログラム実施日程hinami_aiko_5

平成25年8月5日(月) – 10日(土)

(2)プログラム参加人数

8名

(3)プログラムの概要・取り組んだ課題

1.プログラムの概要
宮崎県小林市野尻町にて開講。参加者(8人)は、2班に分かれ現地にて5泊6日のフィールドワークを行い、その成果を最終日に、市長・副市長・教育長ならびに市役所職員や一般市民に対して発表した。

活動の概要は下記日程表のとおり。


第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 第6日目
 8月5日(月)  8月6日(火)  8月7日(水)  8月8日(木)  8月9日(金)  8月10日(土)



農家民泊 ・野尻庁舎職員との意見交換
・地元中学生との意見交換会
・まちづくり講演会(北川先生)
 ・団体等との意見交換
・学修
・歓迎会
・学修
・ミーティングと自主学修
・学修
・ミーティングと自主学修
・発表会

2.取り組んだ課題
A班:メロン、マンゴーなど農産物を活用した政策について提言を行う。
B班:「のじりこぴあ」及び「ゆ-ぱる」を活用した政策について提言を行う。

(4)目的

hinami_aiko_3 小林市では、西諸3市町(小林市・えびの市・高原町)で3市町全体の活性化を図るために、定住自立圏構想に取り組んでいる。西諸の総人口は、現在、約8万人であり、17年後の2030年には6.2万人まで減少すると考えられている。これは22%の減少であり、高齢化率も42.8%にまで達していると試算されている。つまり、西諸3市町の約2人に1人は、65歳以上の高齢者となる。そこで、3市町が、役割分担をし、連携協力することが重要となっている。
これらを踏まえ、私が所属するB班では、西諸地区の定住自立圏構想(30年後も人口4.8万人の小林市であるために)の実現の意味からも、小林市の東の玄関口、野尻地区の活性化を考えることとなった。小林市野尻町区における公共インフラの中核をなす「のじりこぴあ(テーマパーク)」及び「ゆ-ぱる(道の駅)」に焦点をあてた。「のじりこぴあ」及び「ゆ-ぱる」を市内外からの集客の核となる魅力ある拠点として再生するとともに、民間の発想を最大限に生かした経営主体の下での運営へと転換しつつ、同地における雇用の受け皿としての機能保持・拡大を目指し、活力みなぎる野尻町区の実現を通じて、これを小林市全体の活性化に繋げていくことを目的とした。

(5)参加して得た感想

hinami_aiko_4 今回のフィールドスタディは、面白さ以上に驚きの連続だった。特に、北川正恭教授と共に行った、第三セクターの幹部の方との経営方針についての話し合いがフィールドワークならではの体験であった。当初、我々と第三セクターの経営についての考え方は、平行線をたどっていた。しかし、現在の厳しい財政状況等、地方自治体が直面する様々な課題について議論を交えた中で、ある一定の共通の認識に至った。このダイアログは、普段の授業では教えてもらうことができないことを、身をもって体験できた瞬間だった。また、限られた時間の中で相手から情報を引き出すことは容易なことではないことを再認識した。

(2013年11月12日掲載)

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