Graduate School of Political Science早稲田大学 大学院政治学研究科

About the School

研究科について

From the Dean

研究科長挨拶

大学院政治学研究科 研究科長 久米 郁男

早稲田大学大学院政治学研究科のウェブサイトにようこそ。

2021年1月から研究科長をつとめる久米郁男です。

 

長引くコロナ禍の中で、本研究科の入試、教育、研究いずれもが大きな影響を受けており、皆様には多大なご不便をおかけしております。未だ収束の見込みは立ちませんが、教職員一同、教育と研究の質を維持するべく可能な限り努力を続けてまいります。何とぞご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

世界を揺るがせるコロナ・パンデミックは,我々に大きな試練を与えています。それは、COVID-19の発症機序の解明やワクチン・治療薬の開発といった医療上の挑戦のみならず、この感染症を我々がどの様に乗り越えるのかという社会的挑戦でもあります。そして、後者の挑戦に対して政治リーダーがどの様に対応できているのか。その巧拙が大きな話題になってきました。対策の成否の原因がリーダーの資質に求められることもしばしばです。政治的リーダーシップのあり方が対策の成功・失敗に影響することは言うまでもないでしょう。

 

しかしながら、現下の問題解決を目指し、さらに将来への教訓を得るためにはより深い検討が必要です。ある国が対策に成功し、他の国が失敗したと判断する際に、成功と失敗は何を基準にどの様に測るのか自体難しい問題を含んでいます。感染症対策と経済活動の両立が言われますが、それを基準としても、現在どの様な状態を目指すべきかが自明ではないが故に、様々な論争が起こります。さらには、対策の決定において専門的知識をどの様に反映させるのか、決定をどの程度迅速に行えるのか、対策の実施に強制力をどこまで使えるのか等は、それぞれの国の政治制度、政治状況、歴史的経験等に大きく規定されます。政治リーダーはそのような条件の中で決定をせざるをえず、それが対策の成否に影響します。さらには、パンデミックを最終的に収める手段として期待を集めるワクチンを国内において更には世界においてどの様な優先順位で接種していくべきかという問題も重要です。これは、パンデミックの収束に向けてどのやり方が効果的かという実践的な問いであるとともに、公正さをめぐる論点も含まれるでしょう。以上の議論にとどまらず、コロナパンデミックへの対応が、我々の政治社会のあり方に制約されていることは明らかであり、対策の成功はその正しい理解に基づいた上での戦略にかかっていると言えるでしょう。

 

本研究科は、量的、質的データに基づいて現実を分析する経験的方法、現実をモデル化して理論的に検討する数理的方法、規範的な概念を適切に理解し使用するための概念分析の方法を学ぶ3つの方法論科目を必修科目として課した上で、現代政治、政治思想、政治史、比較政治、国際関係論、公共政策、ジャーナリズムなどの研究領域を置くことで、確固とした方法論的基礎の上に研究を進められる体制を整備してきました。方法論を横糸に、具体的研究テーマを縦糸にして学ぶ中から、多くの優秀な研究者、社会で活躍する高度専門職業人を輩出してきたことは、本研究科の誇りとするところです。そして、このような研究教育体制は、今回のコロナパンデミックへの対応を考え研究する上でも,重要な知的インフラとなると確信しています。

 

しかし、我々はここで歩みを止めません。ハード・ソフト面での環境の充実をはかるとともに、国際的学術水準で活躍しうるスタッフの更なる拡充も進め、研究教育体制の一層の向上に努め、国際的にトップレベルの教育研究機関たることを目指します。このような努力こそ、今回のコロナ禍の収束後の世界においても予想される様々な社会的課題の解決に貢献する道であると考えています。引き続き、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/fpse/gsps/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる