専門職大学院として行政に関する現実的な課題を解決できる人材を育成するため、自治体や公的機関との連携を推進しています。学生として自治体職員等を受入れる研修制度を設ける他、フィールドワークの場を連携先に提供してもらったり、本大学院と自治体とが一緒に課題解決に取り組む共同研究会を開催するなど、多くの部分で連携が進んでいます。
キャンパスで学んだ知識を現場で検証する機会として、各自治体・機関との連携は欠かせないものとなっています。
また、各自治体からの派遣職員は、修了後も本大学院で培ったスキルや人脈を生かし、自治体の経営改革や産学官連携の推進役になるなど、活躍しています。
主な活動記録
- 山口県宇部市
本大学院教員が中心となり、行政経営指導業務の一環として、幹部職員の意識改革を図るための協働研究会の開催や、職員の政策形成能力向上のための研修会を実施しています。
- 広島県三次市
夏期集中講義「自治体経営と地域自立」を実施し、同市の協力のもと、通常講義で学んだ知識を地方自治の現場で生かすため、フィールドワーク中心の講義が展開されました。また、同市からは行政評価事業の受託を受けるとともに、政策共同研究会も開催しています。
- 佐賀県佐賀市
大隈重信の生誕地である佐賀県佐賀市では、夏期集中講義「大隈地域創成講座」を開講しています。また、県市民公開講座を協力して開催しています。
- 山梨県 北杜市
地域づくりや産業振興、人材育成などにおける連携協定を締結しています。主な取組みとしては同市におけるフィールドワークがあり、その結果として学生が作成した地域活性化策を披露する成果発表会などを行なっています。
- 東京都 新宿区
2013年度、新宿区の協力のもと英語科目の夏季集中講義「フィールドスタディ(グローカル社会の実相)」を開講いたしました。多文化共生と地域コミュニティの活性化について、区の担当部署や町会の協力を得て学生がインタビューを実施し、成果報告を行ないました。