• 「フィールドスタディ(地域自立)」体験レポート

「フィールドスタディ(地域自立)」体験レポート

「フィールドスタディ(地域自立)」体験レポート
Posted
Tue, 12 Nov 2013

公共経営大学院
清水 康史

フィールドスタディは、地方自治体が抱える地域課題について、「現場」の視点に立って課題を発見し、その解決のための政策や施策の立案に取り組み、実際の政策決定者(首長)に政策を提言する授業です。
「理論的研究成果を背景としながらも実践志向に基づく大学院教育を施す」という早稲田大学 公共経営大学院の教育方針を体現する授業で、インターンシップと共に社会人学生以外は必修となっています。
今回、私がお世話になった岩手県奥州市様や京都府和束町様のほかにも数コースありますが、いずれのコースも、地元の御協力があってこその授業です。それだけに上滑りな政策提言では話にならず、教授の指導も通常の授業にはない厳しさがあります。
社会人経験学生と大学を卒業直後に大学院生となった学生(「ストレートマスター」と呼ばれる大学院生たち)の4名程度で1つの班をつくり、教授とともに5泊6日の日程で現地に入ります。この6日間、学生は寝食を共にして、最終日の前日は、ほぼ徹夜に近い状態で議論し合いますので、被っていた虚飾は剥がされ、人間性が露わになります。
そのため、ここで親しくなる人は非常に親しくなりますし、また、逆もあり、ストレートマスターにとっては、社会人の世界を垣間見る機会にもなります。

具体的な奥州市でのフィールドワークは、現地にお邪魔するまでに勉強会を行います。藤井教授に御指導いただく全体の集まりは1回ですが、各自のテーマに基づいて情報収集や資料作成を行いながら学生間で打ち合わせを重ねます。
奥州市でのテーマは「中学校統合による旧校舎の利活用」でしたので、文部科学省の資料等をもとに事前学習を重ねました。
事前学習で基礎的知識を確実に身に付けなければ、現地での廃校予定校の校長先生や地域の団体役員様方からお話を伺う際に、質問の焦点や内容が深まらず、政策提言内容の出来を大きく左右します。
日頃の座学における知識を行政の現場で「実践する」ことの難しさを知ることになるため、後期授業に対する心構えも一層真剣なものに変わってくるのではないでしょうか。
行政の現場を肌で感じられるので、特にストレートマスターの方々には是非、積極的に参加していただきたい授業です。

日程表

日程 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 第6日目
 8月4日(日)  8月5日(月)  8月6日(火)  8月7日(水)  8月8日(木)  8月9日(金)
午前 現地集合 開講式、廃校予定校視察 教授による特別講義 関係施設の視察等 政策提言の中間発表 政策提言
午後 後藤新平記念館で研修 廃校予定校等視察 廃校予定校等視察 関係施設の視察等 政策提言作成
晩 歓迎会 学生の自主勉強会 協働のまちづくりアカデミー参加 学生の自主勉強会 政策提言作成
施設見学

施設見学

政策提言作成中

政策提言作成中

政策提言発表

政策提言発表

政策提言での質疑応答

政策提言での質疑応答

(2013年11月12日掲載)