本間敏久さん
■修士課程 2002年3月修了
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- Tue, 27 Dec 2016
経済学研究科を志望した理由
学部では他大学の数学科に在籍していましたが、数学特有の抽象性(美しさでもあるわけですが)から「実社会に出た時,即戦力としては役に立つのか」という一抹の不安を感じ、純粋に数学を学ぶだけではなく、応用できる分野(計量経済、統計、数理計画法等)も学ぶようにしていたところ、経済学に「ゲーム理論」という分野があることを知りました。「ゲーム理論」は数理的なモデルと論理を駆使して諸問題を解決しようとする研究分野(数学的な要素)で、社会科学全般でも幅広く活用されていること(応用可能性)を目の当たりにし、専攻を変える決意をしました。
経済学研究科は、他大学(文系・理系)からの進学希望者にも広く門戸が開かれ、(私と同じように)数学科出身で、ゲーム理論を専攻・研究されている教授が在籍されていたため、何か運命的なものを感じ、志望しました。
経済学研究科で、最も印象に残ったこと
指導教授のおかげで、ゲーム理論の「投票ゲーム」や「マッチング問題」を学ぶことができ、それらの研究をされていた他研究科の先生方等とお会いすることができました。大変幸運だったと感謝しています。
また、修士論文の研究経過発表会の際、ある教授から「(レジュメに記載された)その
各数式の意味が何なのかをよく考えて理論を展開するように」などと注意されたのを思い出します。13年経った今でもなお、仕事等を進める上での留意すべき事項の一つとして肝に銘じています。
修了後の仕事
博士課程に進んで研究を続けたかったのですが,個人的な事情により断念せざるを得ず、いわゆるノンキャリアの国家公務員(財務省関東財務局)の道に進み,現在は金融庁の証券取引等監視委員会で働いています。大学院での修士論文の作成・発表、研究過程での思考訓練の経験等が,仕事の思いがけないところで私自身を助けてくれる局面が多々あります。
学生へのメッセージ
若いうちに実社会で「場数」を多く踏むことは大事ですが、自分を見つめ直す・鍛え直す機会を持つことも大事です。経済学研究科は,学生の皆さんが実社会に自信をもって飛び出していけるランチャー的存在になってくれると思います。