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憧れの法学部で育んだ、法学にとどまらない知的好奇心
Mon 07 Jul 25
Mon 07 Jul 25
「勉強したのは法律だけじゃなかった?」
早稲田大学法学部で4年間を過ごした早稲法生が、法律の専門知識以上に夢中になったのは、外国語学習でした。多様な出会いと刺激に満ちた、知的好奇心あふれる学生生活についてお伝えします。

外国語学習に熱中した理由
高校時代に学んだアフリカの女性の人権問題に衝撃を受け、大学では法学を通じて社会問題について学びたいと思い、早稲田大学法学部に入学しました。そんな志を抱いていた私ですが、大学での4年間を振り返ると、法律の専門科目以上に、外国語の学習に夢中になっていました。
「純ジャパ」が飛び込んだ英語の最前線
私の学生生活を彩った学びの中でも、特に自信を持って取り組んだと言えるのが、法学部での外国語学習です。中学・高校時代から英語が得意だった私は、2年次に鈴木理恵子先生の「Intensive Theme」を、3年次と4年次にはローリー・ゲイ先生の「English Advanced」を履修しました。
これらのクラスは、帰国子女や留学生が大半を占める環境で、いわゆる「純ジャパ」である私にとっては、かなり背伸びをして飛び込んだ場所でした。しかし、多様なバックグラウンドを持つ学生たちと社会課題について英語で意見を交わす時間は、非常に刺激的で面白いものでした。私のつたない英語にも真剣に耳を傾けてくださる周囲の皆さんのおかげで、毎週のディスカッションが楽しみで、積極的に授業に参加することができました。
ドイツ語圏の文化と社会に触れる教養演習

研修旅行で訪れたドイツの街並み
英語科目の他にもう一つ印象に残っているのが、法学部の「教養演習」です。法学部には法学主専攻の他に、個々の関心に合わせてゼミ形式で深く学べる「教養演習」という科目があります。私は2年生の秋学期から星井牧子先生のドイツ語圏の教養演習に参加し、ドイツの移民政策について学びました。
知らない単語ばかりのドイツ語の資料を、辞書を引きながら読み進める作業は、とても根気のいるものでした。しかし、ドイツ語の文献を読まなければ知り得なかった多くの知識を得られたことは、私にとって非常に大きな学びとなりました。
さらに、岡山具隆先生の引率でドイツへの研修旅行に参加し、ライプツィヒ大学の学生と交流したり、戦中・戦後のドイツの歴史を実際に自分の目で見て学ぶことができたのも、大学生活におけるかけがえのない思い出となっています。
早稲田大学法学部がくれた、可能性に満ちた学びの場

お世話になった先生と(左から岡山具隆准教授、本田さん、星井牧子教授)
このように、法学部生である私が、法学以外の分野にも熱中できたのは、多様な学びの機会に満ち溢れた早稲田大学法学部だからこそだと強く感じています。多くの学びと経験を与えてくださった先生方には感謝しかありません。
後輩の皆さんには、この早稲田大学法学部で、法学であっても、そうでなくても、心から熱中できる学びの場を見つけられることを心から願っています。
仲間とのワンショット

所属していた軟式野球サークル、第40回関東大学軟式野球同好会選手権大会に出場した時の写真
(前から2列目、左から2番目が本田さん)