学歴・学位
- 早稲田大学 法学部 卒業 学士(法学)
- 早稲田大学大学院 法学研究科 公法学専攻 修士課程 修了 修士(法学)
- 早稲田大学大学院 法学研究科 公法学専攻 博士後期課程 研究指導修了退学
研究テーマ
専門分野は、刑事政策、少年法、犯罪者処遇法です。少年法(特に、少年法の思想的基盤)の研究からスタートしました。刑事政策学の理論体系の構築を目指して日々研究を続けています。
研究内容・現在の専門分野を目指した理由やきっかけ
社会秩序の維持・実現を目指し、社会における種々の「犯罪」―広い意味での「犯罪」であり、少年非行も含まれます―に対して公権力の所在が「刑罰」を始めとした様々な手段を用いて対応を図っています。それは、刑事立法を通して、あるいは司法・行政における刑事法運用を通して行われます。こうした刑事政策を研究対象とするのが刑事政策学です。私自身は、少年法などの少年非行対策の他、ホワイト・カラー犯罪(企業やエリート達の犯罪)への対策などについても関心を持ってきました。元々、高校生の時から刑事法に興味があったのですが、大学1年生の時に刑事政策学に出会い、その学問的魅力に惹き込まれていきました。
目指す教育
学生の皆さんには、未知の事柄にも積極的に取り組んでいく姿勢、紋切り型の通念に捕われない健全な懐疑精神・批判精神、そして単なる自己満足に終わらない他者に開かれた態度を持って学問に取り組んでほしいと思っています。大学の教育においては、学生が自ら問題意識を持って研究テーマを設定し、教員の助言等を受けつつも、自力で探究していくことが求められます。私のゼミにおいても、ゼミ生が自分達で主体的に個人研究や共同研究のテーマを決めて、積極的に研究を実施しています。常日頃、想定外の問題が生起し、対応が求められる現実の社会においても、こうした主体的に思考する力が必要とされていると言えます。
現在担当している科目一覧