横川敏雄記念公開講座がスタート
6月11日(土)より、2022年度の横川敏雄記念公開講座がスタートしました。この講座は、元法学部客員教授横川敏雄(よこがわ・としお)氏および令夫人祥子(よしこ)氏のご遺志により、「法学部における教育の助成をはかること」を目的として寄附がなされたことから、1999年度から実施しているものです。法学部における教育研究の助成を図るとともに、地域社会に広く公開することを目的とし、毎年度テーマを変えつつ実施しています。
2022年度は「ヴァルナラビリティと法―弱い立場にある人たちを守るために」と題し、「Vulnerability(脆弱性)」をキーワードに社会的に弱い立場に置かれている人々に焦点を当て、その脆弱性の観点から法的保護や権利擁護を我々の社会や法律学が具体的にどうアプローチしていくべきか、各法領域の第一線で活躍する研究者・実務家が果敢に探っていきます。
第1回目は、「性的マイノリティの権利擁護―同性婚・パートナーシップ制度を中心に」と題し、棚村政行法学学術院教授が担当。LGBTQの解説から、戦前・戦後の家族や結婚に対する考え方の違い、性の多様性に伴う同性婚やパートナーシップに対する国・地方自治体・一般企業の立場や取り組みについて、様々な事例・判例を交えながら解説を行いました。特に、同性婚をめぐる裁判の判決が与える影響などの具体的な説明は、この問題をより身近なものと意識させ、参加者にとって考える契機になったのではないかと思います。
横川敏雄記念公開講座聴講方法
横川敏雄記念公開講座は誰でも聴講可能で、現在も申込受付中です。
詳細は以下をご覧ください。
■法学部横川敏雄記念公開講座
「ヴァルナラビリティと法―弱い立場にある人たちを守るために」
・開催日程:2022年6月11日(土)~7月16日(土)毎週土曜日全6回
・開催時間:全回13:00~14:30
・開催方法:全回オンラインによる開催
各回の講義名・講師等詳細は こちら
■申込方法
参加希望の方は こちらにアクセスいただき、注意事項に同意のうえお申込みください。
※どなたでもご参加いただけます。1回のみの聴講も可能です。
※一回の申込みで毎回聴講できますが、参加者への事前の資料送付等の連絡のため各回の前日17時で一旦申込みを締め切ります。
■問い合わせ
早稲田大学法学部 [email protected]
【主催】早稲田大学法学部